ムトープレゼンツ「フチドル」
第28回 〜川の字〜

こんにちわー。なんだか、前回KZ(回転ずし)のことを書いてからというもの、
なんだか、KZY(回転ずし屋)にハマっている、といった状態です。

前回、提案した回転フードは軒並み好評で、
きっと、もう、僕に許可なく回転納豆屋とか始める人が出てきそうな予感です。
そういう人は事前に僕に一言断ってくださいね。まあ、多分「ダメぇ」とか言わないんで。

そうそう、友人から電話があって、
「なんか最近彼女がパソコン買ったんだけど、イーマック。」って言うんで、
「ああ、いいなあ、e-Mac。いや、駄洒落じゃなくてね。」って僕言ったんですね。

そしたら「うん、そう、だからね、彼女が『欲しい』っつったときに、
<良い>マックっていうパチもんがでてるんだと、思ってたんだよね。
大阪で発売のやつは、<ええ>で、a-Macとかね。」って。
「ああ、じゃあ福岡は<よか>だからy-Macだと思ってたんだ?」
「そうそう。p-Macとかも。」「Pマックって何?」
「パックンマックン。」
「ああ。」
っていう会話をしましたー。楽しかったです。

まあ、そんなこんなで、またゴールデンウィークをはさみましたね。
あ、ところで、ゴールデンウィークっていうのは、映画の業界が作った言葉なんです。
だからNHKでは「5月のゴールデンウィーク」っていう言いかたをするんです。

へぇ。・・・・・・・・あれ?

僕は5月1日が友人の結婚式でした。新郎新婦ともに同級生だったので、
ちょっとした同窓会でした。

で、2日は、ボーっとしてたら友人が帰省するという連絡があったので、大分駅まで
お迎えに。彼女を連れて帰って来ました。
僕は彼女とも面識があるので「久しぶりー!」つって早速車で送りました。
1時間弱の道のりを彼女のお友達が選曲した「元気が出るCD」を大音量でかけて帰りました。aikoとかね。

で、ほら、僕以前も書いたんですけど、人んちの団欒にお邪魔してしまうんですね。
で、今回もなぜだか「あ、ムトーもウチでゴハン食うことにしたから。」って団欒のメンバーに
1063010(登録されて)しまいました。

で、いつもこういう、ひとんちの団欒にお邪魔する僕ですけど、
今回はいつもと事情が違うじゃないですか。

彼女の方は、彼の親に初めて遭うということでメチャメチャ緊張してたんです。
ね、彼女が彼のお父さんお母さんに「ハジメマシテ」の挨拶するのに、
その横に僕とかいたらおかしいじゃないですか。
あ、「ハジメマシテ」カタカナで書いたけど、彼女日本人ね。

だから、僕、ちゃんと「遠慮するよぉ」って言ったんですよ。でもね、結局・・・・。

友人の実家の前で、なぜか僕と、友人の彼女が、
どっちが先に家に入るかでモメたりして、「いいよー、先に入りなよぉー」とかって。

まあ、そんなこんなで、友人の家族の団欒+彼女+ムトーという
このありえないフォーメーションで時は過ぎて行きました。

友人のお父さんは、息子が彼女を連れて帰るという連絡を受けて、
朝からそわそわして、お風呂とか入って、ヒゲまで剃ったそうです。
お父さんはカラダキレイにする必要ないのに。

で、「ムトー君も遠慮せずにどんどん食べてよ」ってそこのお母さんがいうので
遠慮なく美味しいご飯やお肉をいただきました。はっはっは。

ちょっとなんだか、ひとんちの団欒に入り込むのクセになりそう。
シチュエーションが気まずければ気まずいほど、快感を覚えてしまう、
ひとんちの団欒がなければ生きていけないカラダにされてしまったのかもしれない。
いわゆる(?)ダンラニズムですね。

まあ、この場違いなダンラニスト(僕ね)も交えた家族団欒は楽しく続いていました。

しかし、しばらくすると、玄関のドアの開く音が。大阪に住む友人の叔父サンです。
僕初対面です。つまり、ほら、叔父サンからしたら「お前誰?」じゃないですか。

でもね、もうその叔父サンも酔ってて上機嫌なもんで、
僕が誰とかどうでもよかったみたいで、うちとけました。

で、しばらくすると、またドアの開く音が。賑やかな声とともに3人のオジサンが。
この3人のオジサンというのは、叔父サンではなくて、オジサンです。

近所に住む、お父さんのお友だちです。初対面です。つうか初対MENです。
でもオジサンたちも酔ってたので、僕が誰だろうとよかったみたいです。

オジサンたちは僕の友人に
「お前が彼女連れてくるって聞いたから気になって見にきた」と、言ってました。

で、もう、さらにありえないフォーメーションに。

家族の団欒+彼女+ムトー+大阪の叔父サン(酔っ払い)+近所のオジサンたち(酔っ払い)
って、すさまじいでしょ。

もう、彼女ビックリですよ。あっけにとられてました。友人のお父さんがオジサンたち
に「もう、お前ら関係ないやつは帰れ!」と冗談で言っているのが、僕の心にも突き刺さりました。

なぜか、彼女の横に座ったオジサンが、彼女の手をやたらと触ったりしてるのを見て、
お父さんが「おい、お前また触ったな!もう触るな!俺もまだ触ってないのに!」
って怒っていたんだけど、よく考えたらお父さんにも息子の彼女を触る権利は無いわけですよ。

で、しばらくして、友人と彼女がが近所に住むおじいちゃんおばあちゃんのお家に、
二人であいさつに行ったんです。ついでに大阪の叔父サンも。

つまりね、友人の実家の中には

家族の団欒−友人+ムトー+近所のオジサンたち

という、もうどうしょうもない、僕なんか、いる理由がない、もっといえば、
後からきたヨッパライ3人よりも、不利な状況におかれたわけです。
友人のちょっとした「放置プレイ」ですよね。

やたらとテンションの高い、知らないオジサンたちの輪の中で僕は、
なんとか存在意義を主張するために、オジサンの話にツッコんでみたりしました。
そしたら、気に入られました。

放置しているのを忘れてるんじゃないか、っつうくらい長い時間、ご主人さま(友
人)たちは僕を放置して、やっと帰ってきました。



で、家族の団欒+彼女+ムトー+近所のオジサンたち(酔っ払い)になりました。

すると、今度は、彼女の横に座っているオジサンが、いきなり、
「じゃあ、俺このコ「(彼女)のお父さん。」って言ったんです。
そしたら、友人の横に座っているオジサンがじゃあ俺コイツ(友人)のお父さん。」って
配役をはじめたんですよ。

しかも、友人のお父さんは同じテーブルに座ってるのに。
で、こんなんが始まりました。

彼のお父さん
「ウチの息子がおたくのお嬢サンとお付き合いさせていただいてるそうで・・・」

彼女のお父さん
「アンタみたいな親父のおる家にウチの娘はやられん」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんなミニコントがね、はじまりました。

本当のお父さんいるのにね、「アンタみたいな親父」とかって、
彼女のお父さん「役」に言われてるの。
友人は「なぜウチの父さんこんなにないがしろに・・・・・?」って。

で、さんざん騒いだオジサンたちが帰ったあと、夜中まで僕と友人は飲んで、話をしました。

眠寝た彼女のよこに、友人と、僕(!?)といった順番で川の字になって寝ました。

こんなゴールデンウィーク前半でした。

次回は後半を書いたり、書かなかったりしますよー。



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