其の19「ゴールデンウィーク!



一か月ぶりのご無沙汰。れいじです。
いやいや鬼のように忙しい中にも連休の為、一瞬の息抜き。
みなさんゴールデンウィークはいかがでしたか?

私はまったく連休はとれなかったものの単休を何日かもらえたため、それなりにリフレッシュできましたよ。

さてさてゴールデンウィーク。このゴールデンという呼び方、皆さん誰が使い出したか知ってます?

そもそも五月に憲法記念日とこどもの日が制定されてから大型連休になり、その間は映画館の興行成績が跳ね上がったため、映画関係者が呼びはじめたのが「ゴールデンウィーク」なのだそうです。

だからNHKは映画関係者が特別に利益を得ているように勘違いされるのを防ぐために「5月の大型連休」と言っているそうです。

へぇ〜。

そう有名なあの番組でいってました。そうなんですね。映画関係者からなんですよ。

そんなゴールデンな1週間。目玉映画なんかもありましたが、映画館に行くまでの時間がなかったため最新のビデオをみましたよ。今回はそのビデオをご紹介。


「東京ゴッドファーザーズ」 今敏 監督


はい、アニメです。世界に誇るジャパニメーションです。
正式にアカデミー賞にエントリーされた長編アニメで、アメリカでも好評を博したそうです。

作品の舞台は東京。現代劇。主人公はなんと3人のホームレス。
これは実写ではできませんねえ。気持ち悪いもん、リアルに描くと。

でもアニメだから、描いちゃいますねぇ、リアルに。電車に乗ると臭くてみんなが逃げるところなんかもちょっと痛々しい。

声優も豪華。3人のホームレスは江守徹とワハハ本舗の梅ちゃん(鼻でピーナッツ飛ばす人っていえば分かる?)、あとは若手女優の岡本綾。みんなハマり過ぎです。アニメ声優っぽくない演技が、逆に新鮮で素直に入り込めます。

日本のアニメが海外のアニメと一番違うポイントはその絵のディティールの細かさだと思います。

この作品でも随所に細かいこだわりが見てとれます。都庁をパンダウン(カメラワークの一つで上から下にカメラを振ること)するときに、普通は全部一枚の絵で描いてそれをズラすだけなんですが、都庁と手前の歩道橋とそのまた手前の街路樹が別々で描かれているので、カメラが下がる時に絵のずれ方が違い、距離感がリアルに伝わります。他にも実際にある景色をすべてアニメ的に再構築して表現しなおしてます。

細かいです。そんなことしなくても分からないのに、こだわってます。
こういうこだわりが日本のアニメの評価を支えているんだなと実感できます。

細かい内容については、とっても新しい作品なので控えます。
ポイントは『ゴッドファーザー』。映画の、ではなくて名付け親って意味です。

後は実際に見て、感じて下さい。日本のアニメはすばらしいんです。世界に誇れる文化ですから。アニメ好きな人はもちろん、苦手な人でもディ○ニーよりは楽しめると思いますよ。絶対。


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