第56回 ニホンコン シンコンリョコウ
さて、このメールを読んでいる頃は、常夏の島、ハワイにおります。
アロハ〜。坂下日本/香港です。
先週のケッコン
しましたニホンコン、みなさんからのお祝いメール、
どうもありがとうございました。
「小さくまとまるなよ!」
「坂下の手綱を引ける強者は誰?・・」
「本当に痩せましたね(大阪からは『ガリクソンやな!』とのギャグあり)
などといろんな内容がありましたが、すべてありがたく「ペロリ」と頂戴しました。
さて、ニホンコン、旅といえばひとり、荷物もリュック1つだけ、
というスタイルで、2人旅をするなんて今の相方と知り合ってからです。
今回はニホンコンの旅のスタイルも少しだけ変わることになります。
以下、少し書いておきます。
1:長いフライト中のお共に
「火の鳥/手塚治虫」を何冊か持参。
ニホンコンはアジアな旅しか行ったことがないので、
もっぱらフライト時間は長くて4時間、「寝てれば着く」だったのが、
今回はその倍くらいあります。
おしゃべりもいいですが、どちらかが眠ってしまった時のために、
両方が楽しめる本(マンガ)を持っていきます。
しかも、連続モノだと2人同じ巻を読みたくなると困るので、
1巻読み切りみたいなものがオススメでしょう。
ちなみに、「美味しんぼ」「マスターキートン」なんかも読み切りでいいのですが、
前者だと日本食が恋しくなり、後ろ髪引かれるのと、後者だとやたらサバイバルに目覚め、
ハワイなんて行ってられなくなるのでやめておきます。
2:予定は「ちょっとだけ」たてておく。
もとよりニホンコン、旅の予定なんてまーったく立てたことがなく、
行き先すらも決めない時もあります。
バンコクについてから「あ、インドに行こう」と思い立ち、
インドに行ったら「あ、ネパールまで足伸ばそ」なんてバスに乗り込むことが殆ど、
んで気づいたら3ヶ月がたっていたりするのです。
ただ、2人旅はそれではいけませんね。(ありえないか)
とはいうものの、ぎっちり予定を組むのもムリだし、
かといって全く決めないのもケンカのモトになるので、
「ほんの少しだけ」予定を立てておきます。
ちなみに今回はハワイ島(火山のあるところ)と、オアフ島(ワイキキがあるところ)の
2つをそれぞれ4日間と3日間の計7泊9日(日付変更線を超えるので)の旅なので
ハワイ島:行きたいところ2つと、行きたいレストラン1つ
オアフ島:最後の日に行きたいレストラン1つ
このくらいだけ決めておいて、あとは「行ければラッキー」
みたいな場所をパラパラと考えておけばいいんです。
そしたら行けなくても「ま、いっかー」で終われるし、悔やむこともないんです。
あとは一番大切にしている、「嗅覚の赴くまま」を信じて動きたいんです。
オモシロソウだな、と、ふらふら立ち寄ったり、
旅の途中で思いがけず何かがあったときに、とっさに身を翻せる、
そんな余裕を残しておきたいので、予定はこれで十分。
3:アコモデーション(宿泊先)
これもニホンコン、旅先で「ホテル」なんつーところに泊まった経験は殆どなく、
全部2段ベッドの男女相部屋、ひどいときは屋上なんかに泊まらされたりしたので、
ホテル!フロント!コンシェルジェ!なんていう響きには萎縮してしまったりします。
でも、さすがに新婚旅行でドミトリーは避けたいのですが、
いきなりゴージャスなワイキキビーチ沿いのホテルに足を踏み入れるのも、
なんか身の丈が合わないような気がして、これも避けたいところ。
それで今回は、こんな旅にしてみました。
ハワイ島:コーヒーの産地の「コナ」付近にあるコーヒー農園の山上にある、
小さなB&Bにステイ。
パットさんというオーナーとメールのやりとりをしながら、
その中の1室(トロピカルルームというらしい・・・)を予約。
親切にも地図を送ってくれたり(手書きの地図をメールで添付)、
アットホームな雰囲気が早くも伝わってきます。
毎日海に沈むサンセットが見れるようです。
オアフ島:前回某格安旅行代理店の激安パック「ハワイ!フリーステイ7日間」で
行ったときに泊まったキッチンつきホテル。
中心地ワイキキから少し離れたところありますが、ホテル群から離れているだけあって、
見晴らしがとてもヨイ。大きな冷蔵庫とキッチンがあり、
簡単な朝食はそこで作ってベランダで食べていました。
そのベランダが広いのと、そこからの(海と山が一緒に見れる)絶景も、見逃せないポイント。
今回は同じホテルでも各階に1室だけある海向きの角部屋「コンドミニアム」にステイ。
前回の
「勝手に常夏狂」
でもお話した
「年3回、2ヶ月ずつハワイに来てはここのコンドミニアムに
ステイしているアメリカ人老夫婦」と同じ部屋。
忘れられないのが、おじちゃんがアロハシャツ、
おばあちゃんのほうは同じ柄のムームーを着て、手をつないで食事に出かけていった光景。
「目指せ老夫婦!」(ところで、日本の年金制度でそんな生活ができるのか?)
4:あとは相手に感謝して
重たい荷物を持ってくれる(怠け者なので)、とか、
自分ひとりでは絶対できない運転とか(ペーパードライバーです)、
聞き取れないアメリカ英語をなんとかしてくれる相方(ニホンコン、オンリー香港エイゴ オッケイアルネ!)
にアリガトウの意を表して、「2人って結構ステキかも〜」というプラスポイントに感謝する。
そんな感じでしょうか。
ニホンコン、ハワイが好きとかいいながらも、
決してワイキキでブランド品を買って、お土産にマカダミアナッツを買いまくり、
日本語ガイドさんつき一日観光に参加し、夜はTボーンステーキー!
なんていう旅ではないことだけを、ここに記しておきます。
では、マハロ〜。
5月18日 坂下日本/香港
PS:今回は、撮影もちゃんとしたい!と思っているのですが、
結婚式で「撮られる快感」に目覚め、本調子に早く戻さねば!と焦るニホンコンでした。
坂下日本/香港から山口の家に届いた、超ハワイ♪なポストカード
Kaori Sakashita
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