さてさて全回お伝えした妹の結婚式の当日のお話。
これまた何度かお伝えしたと思いますが、れいじの故郷は愛知県。そう、うちの妹は世に名高い?名古屋の嫁というやつでありまして、結婚式はそれはもう豪華絢爛でした。
名古屋駅に最近きたことのある方はご存じかもしれませんが、駅前に最近とってもたかーいビルができました。その中にあるこれまた、たかーいホテルで式をとり行うという、正に名古屋式!もう親はたまったもんじゃないわな、実際。
さて式の方は着々と進み、バージンロードも指輪交換も誓いのキスも、まぁとりたてて申し上げるわけでもなく無事に終わり、披露宴と進んで参りました。さぁ、ここでこのホテルで行われた最大の理由でもある、うまい料理が並び出します。
これまで取り立ててお伝えしませんでしたが、妹と僕は瓜二つです。僕が女に生まれたならば、まさしくこうなっているであろうことを体現してくれております。
そう、ファットです。
そして新郎は・・・ファットです。
なんせ、知り合ったきっかけはバイト先のうどん屋さん。二人の共通の趣味は「食べ歩き」。今後の約束は二人して「これ以上太りません」。我が妹ながら・・・どうもすいませんってな感じです。そんな二人が選んだ式場の食事は、さすがだてに食い歩いてない感じの、大変豪華でおいしいコース料理でした。フカヒレに伊勢エビにトリュフにヒレステーキと、洋中折衷という珍しいものでしたが、ちょっと他では食べられないものばかり。サスガデス。
そんな豪華な食事とともに披露宴も終盤、妹から母親へ向けての手紙も読まれ(定番ですが泣けますね、当事者だと)皆さんの送り出しも済み、当人達は2次会へかり出され、怒濤の名古屋式結婚式も無事終わりました。
祖父母と母親と弟の五人での家路の最中は、なんだか微妙な感覚に襲われましたよ。
あぁ、なんだか分かんないうちに終わったなぁ。もう妹は家の人間じゃないんだなぁ。なんて考えながら、今後の彼女たちの幸せを心から祝福したりして。ちょっとセンチなお兄さんな気分満喫でした。
「ツルモク独身寮」 窪之内英策 著
さぁ若い二人のこれからを思い、兄としてこんな風な二人になってほしいという気持ちを込めて、今回はこの名作をチョイスしました。
今や絶滅の危機にある、バブル系ラブコメの超王道。ごく普通の男女のごく普通の恋愛と成長を描いた名作です。
この漫画の主人公は最後にちょっと普通の生活から脱却して、夢に生きていくことになりますが、基本的には誰が読んでも、誰かに感情移入できるような多彩な脇役が魅力的です。
この中に描かれている数組のカップルのように、とにかくいっぱい悩んだりしながら、一緒に成長していってほしいもんです。そういえばヒロインは名古屋出身だし。
みなさんも兄弟が結婚するときにでも読んでみてください。こんな風になってほしいなぁって、思いますよ。きっとね。