その一環として定期的に開催されている
中国人との友人とのお喋り(だいたい毎週火曜、
喫茶店やらファミレスやらでダベる)は
ニホンコンの中国語のギリギリ維持も
兼ねて、もう足掛け3年になります。
この間は、我が家で「たこ焼き」を
することとなりました。
(我が家には「たこ焼き機」があり、
来客となると登場する人気者)
たこ焼きは美味しいし、何よりも
くるくるひっくり返すサマが「絵的に楽しい」。
中国人の友人も喜んでおりました。
その他、用意しておいたおふくろの味なる
肉じゃがやひじきを不思議そうに食べていました。
(そもそもこれを付け合わせに出す時点でおかしいのだが)
中国人にとって日本食は全体的に
「甘い」というのが印象だそう。
さっぱりしたものを、と思い、
トマトを切って出したのですが、
その一言で、蘇った我が北京ライフ。
「塩味ノトマトハ初メテ食ベタワ」
そ!そうだった!
中国人はトマト「山盛りの砂糖」
をかけて食べるんだった。
ニホンコンが北京の食堂で驚愕した日のことが
昨日のことのように蘇ってきました。
日本でもこのように食べるお宅があるらしいが
なんともびっくりしたものだった。
それからというもの、味の溝は深まるばかりで
お茶うけに出したお干菓子は中国人にとって
「甘すぎ」で試食の手もオソルオソル。
「1個だけなら・・と」
しっとりなぬれ煎餅なぞ、手もつけなかったっけ。
そういえば彼女がお土産で
持って来てくれた北京土産の
「乾牛肉」と「果物ゼリー(のようなもの)」は
あまりにも中国すぎて、こちらが
手をつけられないものでした。
(後日遊びに来た友人が乾牛肉を食べて
「酔っぱらってたら食べられるかも」と)
今や世界はボーダーレスと言われ、
どこに行っても何でも揃う世の中になりましたが、
庶民レベルの味覚では、文化の差は大きくあるもので。
親善大使のあくなき友好道は、
まだまだ続くのでありました。
この数多ある北京菓子。
どのように消費をするのか悩み中。
来訪、歓迎。
3月20日 坂下日本/香港
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