第167回「伝説の・・」
今日は伝説のハナシ。
2週間違いで出産をした助産院仲間(同じ初産)から
「うまれました」メールが届きました。が、そこには
「坂下さんのお産は助産院では『伝説』となっていました、
私も伝説の階段昇り降り長丁場コースになるかと思いきや、
割と頑張れて6時間で産みました〜」
と。
ちぇ、みんな安産。
「初産は皆さん長いですよー」という助産師さんの
言葉はニホンコン専用のねぎらいだったのか?
もうひとつ伝説といえば、
ニホンコンが出産をしたその週は
前代未聞の赤ちゃんラッシュ!
元々この時期に予定日の妊婦さんが多く、
混みますよーとは言われていたのだが、
もうスゴイ!
7月27日:3人
7月28日:1人
7月29日:1人
(ニホンコンです)
7月30日:2人
7月31日:1人
ちいさな助産院でこの数は驚異的で
6畳2部屋しかない入院部屋は2人ずつ
入れても店員オーバ。臨時で別部屋を作ったりと
てんやわんわ。
27日は5分違いでバタバタと3人産まれ、
各部屋では誰が先に産むか競争していたとか。
助産師さんも足りず、1人しか居なかった部屋も
あったらしい。
ニホンコンは幸い1人だけのお産だったので
4人ほど助産師さんがついてくれ、左足を
押さえる人、右足を押さえる人、赤ちゃんを誘導する人、
最後にキャッチする大センセイ、それに後ろから抱え込むアルジ、
(アルジが一番力仕事だったようだ)と贅沢なお産でした。
ただ、出産後すぐに2人バタバタと駆け込んで来たため、
ニホンコンは何をどうすればよいかも教わることなく
早々に入院部屋に移されてしまいました。
というワケで夜中のおむつ替えは紙おむつのパッケージに
ついている説明書を見ながら『ええと、このテープを
ぞうさんの絵のところに貼って・・ギャザーを出して・・』と
四苦八苦しておりました。
もう、入院中もおもしろいくらい産まれる産まれる。
夜中に「バタバタバター!」と駆け込んで来る音、
苦しんでる妊婦さんの息づかいが聞こえて来るのですが、
そうかと思ったら次の瞬間には「オギャーッ!」と
赤子の声がする。
寝ぼけながらなので一瞬のことに思えたのですがが、
だいたい平均3時間くらいでみんな産んでいるようだ。
翌日も翌々日も同じように早いこと早いこと。
助産師さんに「あのーワタシだけ長くないですか?分娩時間・・」
と聞いてみたところ、「ああ、みなさん経産婦(2人目以降のこと)
ですからね。それに『人のお産』は短く感じるんですよー」
と。
これまたねぎらいのお言葉(涙)。
こんな何年に1度あるか無いかのラッシュ時は
ニホンコンにとっては結構楽しく、お風呂に行く時に
ぐずったジュニアをみんなであやしたり、夜中に
泣きじゃくるジュニアを横目にグウグウ寝ていた
ニホンコンをそっと起こしてくれたりと(ひどい親だ)
「助け合いありがとう」キャンペーン期間でした。
この時のメンバーとは、連絡先を交換したものの
お互いに小さなジュニアと奮闘中でなかなか連絡が
取れませんが、いつか再会したときにこんな時の
ことを笑い話にできればと思っています。
8月22日 坂下日本/香港
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