其の43「イキガミ」








も最近、某ソーシャルネットワークにて、小中学校の友人に再会しまして、
プチ同窓会的なものをやりました。
えぇ、言い出しっぺはれいじです。

そこで改めて認識したのですが、僕は昔からよくも悪くも鷹揚、というか細かい事を
気にしないタイプの人間で、その時、自分がどうしたいかを優先する人間なんだなぁと。

きっと「今を生きる」っていうのが心の中にずっとあって、明日死んでも後悔しない様に
懸命にやろう、やりたいようにやろう、っていうのが僕の中の美徳なんだなと。


「イキガミ」 間瀬元朗 著


なんだか設定からして、僕の美徳を表現している漫画。
死ぬ気になって生きるための設定。それが「イキガミ」。

戦時中の赤紙のように、その紙が届いた人は死ななければならない。
ランダムに選ばれるその「イキガミ」によって、今を懸命に生きる事を義務づけられた
国民は、生命の価値を尊重し、GNPと出生率は上昇する。

この設定が素晴らしいと思っているわけでは全然ないだけど。
しかし、それによって描かれるドラマは秀逸だった。
「バトルロワイヤル」に似た、極限内容ではあるが、もう少し人間的なドラマであるゆえに
細かく描かれている部分は多く、感じるものも多かった。


死んだつもりで、生きてみよう。
・・・少なくとも、頑張れる間は。




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