第163回「ニホンコンのお産」


ニーハオ、ニホンコンです。

秒読み体制なので、
お産話ばかりですいませんが、
しばしおつきあいください。

3連休も何事もなく過ぎ、
ムシャムシャご飯を食べてぐうぐう寝て、
ジュニアはまだお腹の中でゴロゴロしておりました。

さて、ニホンコンのお産は。
兼ねてより妊娠、出産するなら
「ネタになるくらいのイベント!」
と思っておりました。

当然どこで産むかが肝になるのですが、
超原始的か超最先端のどちらかしかないかなと。

考えたのは
何もない「助産院」か
最先端すぎる「無痛分娩」。

ま、予算の関係であっさり後者はなくなり
(調べてないけど絶対高額)
前者、「助産院」でのお産を希望することに。

助産院とはどういうところかというと、
ホントに「家と産婆さん(お手伝い含む)」だけ。

分娩室もなければ分娩台もなく、
畳の部屋で動物のように
コロリと産み落とすスタイルです。

「産ませてもらう、という意識じゃなくて
女性が10ヶ月で子供を産む体を自分で
作って行ってください、私たちはそれを
影で支えてお手伝いするだけなんです」

という助産院の言葉が印象的。単純なニホンコンは
「やった!妊娠ついでに自分の体のメンテもできるかも!」
と勝手に一石二鳥だと喜んで即決。

また、ここでのお産は、パートナーの立ち会いが必須。
それも、ドラマであるような手を握って一緒に呼吸する、
なんていう「側にいました=立ち会い」なんてものでなく、
出て来る寸前まで2人っきりで放っておかれるシステム。

これはかなりパートナーの頑張りが必要。
「絶対立ち会いたい」我が家のアルジにとっては
本領が発揮できる一大イベントになるだろう
考えている。

ということで、生活スタイルの改善から始まる。

1、食生活。
中華三昧だったニホンコンは
和食派、減塩生活に突入。雑穀米や煮物、
ひじきやら切り干し大根を積極的に
食べるようになりました。

八百屋さんに行くと、目に入る野菜の
栄養素が頭に浮かんでそれを組み合わせる
ように献立を考えていたものです。

2、運動。
自転車でどこまでも行っていた生活を離れ、
ひたすら歩く生活。助産院までの50分の道のりを
いつも歩いてはスタッフに感心されておりました。

3、東洋医学に基づいたクラス。
助産院で行っているクラスは、
「気のクラス」「お灸のクラス」「ヨガ」など。
ものすごく自然且つ東洋医学っぽくてツボにハマる。

ただ、これは「継続は力なり」であって
3日坊主のニホンコンは参加した日だけ感激して終了。

という生活をしながら
体の免疫力をどんどん上げていくワケなのですが、
何故医療施設を伴わない助産院でのお産は
「スーパー健康妊婦」でないと始まらない。

さかご、血液検査、その他モロモロの検査などで
提携のお医者さんでのお産を余儀なくされることも多く、
妊婦ライフ半ばでつまづいた妊婦さんは涙・涙の物語で
ここでのお産を諦めなくてはならないのです。

ニホンコンも七転び八起き状態で
転んでは起き上がり、突き落とされては這い上がり
の連続でしたが、なんとかスーパー健康妊婦の域に入れて、
ギリギリセーフで「助産院出産」に漕ぎつけました。

あとは大幅に予定日が遅れたり
緊急事態が起こらないことを祈るのみ。
(これも助産院でお産ができない。
最後まで気の抜けないレースのよう)

無事助産院での出産ができたらレポートします。
「絶対フジロックを越えるライフイベント!」
今年行けなくてしょげているニホンコンに向けて
夫が放った名言です。


「気の早いおもちゃ。今はニホンコンが
乗り回しています」

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