先日、夫と馬事公苑に散歩に出かけた時のことである。
何やらあやしい撮影が行われていた。
安っぽいセットの売店、トレンチコート・サングラス・帽子というあやしい服装の
役者らしき人物、数人のエキストラ。
どうせクイズ番組の再現VTRかなにかだろうと巣通りした。
それが何の撮影だったのか分かったのは、数日後である。
いつものように夫と録画しておいたTBSの「吾輩は主婦である」を見ていた。
ふと夫が「なんか見たことある場面だな。。。」と唸りだした。
そうだ!!!まさにあの時、馬事公苑で見かけた撮影の風景なのである。
あのトレンチコートのあやしい人物は斉藤由貴だったのだ。
くやしい。。。もう少し注目していれば
猫背椿
も見れたはずなのだ。)
今後撮影らしきものを見つけたら、野次馬と化し後悔しない様に
じろじろと見てやるのだ。
さて今回は松本人志新作コント「ザッサー」である。
第2日本テレビでのWeb配信ということで、本当に見たいと思っている人だけが
見る事になるわけである。
2001年に一度だけ復活した「ごっつええ感じ」の視聴率が悪かったらしく、
松本はテレビという手段を見限っての今回のWeb配信と聞いていた為、
「ザッサー」には大きな期待を寄せていた。
しかしである。
ところどころ面白い箇所はあるものの、それほどの印象は残らず、
むしろ20分で210円は高いのでは??とさえ思ってしまう。
私の思う松本らしさに欠けていた。
VISUALBUMでのスタッフと芸人との息の合ったコントの完成度や
復活「ごっつ」での「野生の王国」で、
こちょこちょと新しい笑いのつぼを刺激され、松本の新境地だ!!と興奮させられた
あの新しさが感じられなかった。
新しいものを見つける事はとても難しいし、
いつも100%満足のいくものを提供するのは簡単ではないだろう。
しかし私達は、松本人志なら。。。と期待してしまう。
新しい笑いを見せて欲しい、たくさん笑わせて欲しいと、貪欲になってしまう。
もし今後、期待通りの作品が提供される事がなくとも
私達はお金を出し続け、彼の作品を求め続けるだろう。
お腹がが痛くなるほど笑ったあの感動をまた味わいたいからである。
そして、それは松本人志にしかできないと思ってしまうからである。
千田なつみ Presents [ 笑い道]
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