第159回「スーパーカウントダウン」
ニーハオ、ニホンコンです。
ニホンコンの妊婦ライフが佳境を迎えました。
只今妊娠9ヶ月。
性別は頑なに言わないセンセイに根負けし、
(しかも聞くに聞けん雰囲気を毎回醸し出され、オッカナイ)
出産の瞬間に判明するというダブル特典のほうを
選ぶことに。
体重は順調に増加しておりますが、
その殆どがジュニアの栄養に
なっているらしいことが判明。
最近の検診のハナシ。
どうやらお腹の赤子がデカいらしく、お医者さん曰く
「予定日前にフツーで産むか、予定日通りに
ドでかく産むかどちらかでしょうね」と。
元々言われていたことなのだが、
両親の出生時の体重が遺伝するという
説もあり、3950グラムという巨漢で
産まれたニホンコンのジュニアは
やっぱり大きめだったようだ。
助産院でも「予定日を少し早めましょう」と
言われ、なんと「7月24日→7月10日目標」
となってしまった。
そんなの可能なんだろうか?
その前にこれだとニホンコンが勝手に掲げた
2つの計画が狂うことになる。
1、小さくつるりと産んで超安産
2、あと1ヶ月というゆっくりカウントダウン(心の余裕)
1は仕方が無い。自分でもこれは「美人かイケメンが
産まれますように」くらいの妄想にすぎず、
二千なんぼの小さくてか細い赤子が
ニホンコンのお腹からさらりと出て来るとは
毛頭思っていなかった訳であって。
問題は2である。
これは心の準備というかカウントダウンというか。
今の気持ちはさながら「9月1日提出」の夏休みの宿題を
「8月21日の登校日」に出せといわれているのと同じ。
いやあ、ムリムリ!マジで。
宿題なんて21日から始めるものなんだし。
と、勝手に宿題と出産を混同させて慌ててみる。
「センセイ、予定日なんて早められるものでしょうか?」
と、不安げに尋ねるニホンコンに、先生は顔色ひとつ変えず、
「ハイ、雑巾がけやスクワット、あとはよく話しかけて
あげてくださいね〜〜」と。
なんとも原始的。
そういうものなのかもしれないが。
それからというもの、ニホンコンは締切が迫った宿題を
片付けるかの如く、検査やら両親学級やら鍼灸やら忙しく
日々を過ごしているのです。
つわりもニオイも腰痛も何もなく、家にある「妊婦さんの
10ヶ月本」などは押し入れにあるお守りだと信じてすっとばし読み
していた(というか読んでない)ニホンコンの妊娠ライフ。
ただ、さすがに妊婦事が多い最近のスケジュールを
見ると、気持ちもぐっと盛り上がる。
「お!私妊婦っぽい!(遅すぎ)」と
ひしひしと実感を噛み締める日々です。
面白いのは鍼灸。
体の免疫を高める為にと薦められて
通い始めたのですが、もう針刺されてる矢先から
全身から汗がダラダラと流れ落ちる。
診療台のベッドに申し訳ないと思いながら
「センセイ、あ、汗がすごいのですが」
と申告すると、センセイは
「それは流行りの言葉でいう『デトックス』で
全部毒素なんですよ、毒素」
「はあ・・ドクソですね」
今まで排泄で毒素を排出していたと信じていた
のだが、まだこんなにも毒が体内にあったとは。
現代では野菜や魚の中にも毒素があるとか。
自分には加えて嫌気や邪気もあるような気がする。
終わった後は爽快そのもの。また血行がよいのか、
真っ赤なほっぺで帰宅するのである。
と、こんな日々を過ごしております。
出産までのカウントダウンは一気に
針をぐいーんと進められ、最終コーナーを
曲がったところに来ています。
引っ越しして広くなったと思いきや、
着々と増え家中の占領しつつあるジュニアグッズに
驚きながらも心躍らせながら、残りの日々を
駆け抜けたいと思います。
「着々と増えるグッズ入れ」
6月20日 坂下日本/香港
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