第140回「春節」

恭喜発財!
コンヘイファーチョイ!
(広東語のあけましておめでとう)
ニホンコンです。

1月29日は旧暦の1日1日にあたり、
「旧正月」「春節」などと言われます。
中国人の皆さんは、前日の夜に
家族や親戚同士で食卓を囲み、
日本人が年越しそばを食べるように
年が明ける頃、彼らは餃子を
包んで食べるのです。


「最近中華料理屋さんで食したもの
中国餃子はモチモチの水餃子で美味しい」

今年、中国では長年禁止されていた
「爆竹」が解禁になったのが大きなニュース。

爆竹は旧正月には欠かせないアイテムの1つで
「邪気を払う」と言われる爆竹は春節などの慶事には
欠かせない縁起物。ただ、毎年負傷者が出たり、
騒音問題なので、ここ10年以上は都市部での
爆竹は禁止だったのです。

ニホンコンは今年の解禁後の街の様子が
気になって仕方なく。だって、タダで
済む筈がない中国。問題が起こらないワケがない。

翌日、朝イチでニュースをチェックすると、出るわ出るわ!
嬉しくて興奮のあまり、解禁時刻の前にもう点火してしまう
市民が続出したとかで、やれやれ、というよりか
「そう、中国はこれなんだよ」と、このカオスを
ひとしきり楽しむニホンコン。

また、笑えないのは爆竹の火が飛んで
爆竹工場が爆発した、というニュース。
というか、何でそんな工場の近くで爆竹するんだ!
という思いが消えませんが。

もうひとつ、楽しいのは、休みが明けた
会社では、独身の男女がこぞって既婚者に
新年の挨拶に行く姿が面白い。

なぜなら、既婚者は挨拶に来た未婚者全員に
「お年玉」をあげる習慣があるのだ。

ニホンコンも香港OL時代は、会社で
列をなして、社長をはじめとする既婚者に
「恭喜発財、新年快楽!」と叫びまくり、
「紅包(ホンパオ)」と呼ばれるお年玉を
せしめたものである。

といっても中身は通常300円程度。
社長レベルで800円〜1000円が関の山。

まあ、何はともあれ、日本とは
全く違ったお正月が楽しめ、面白い
文化のひとつです。




1月31日 坂下日本/香港

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