其の39「ニュータイプ」





最近急激に視力が低下してきて、メガネを買おうか迷っている、れいじです。

今までどれだけ目を酷使しても落ちる事の無かった視力。
子供の頃から、暗い中で寝転がって本を読んでも、ゴロゴロしながらテレビ見ても、
僕の目だけは大丈夫だと思ってました。
実際、学生時代は2,0以下になったことがなく、生まれつき目がパッチリ大きいため、
先天的に目が良いのだと思ってましたよ。

でも最近どうも字幕が読めないなぁと感じるようになり、試しに0,8程度のメガネを
掛けた所、これが良く見える見える。かなりショッキングでしたね。
目が見えなくなるという恐怖を、初めて身近に感じました。


「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」 安彦良和 著


さて、最近映画ばかり紹介していたので、今回は日本版宇宙戦争ストーリーの代表格
であり、ジャパニメーションの走り「ガンダム」の漫画版のご紹介。

実はつい最近までこの漫画の存在を知らなかったのですが、友人のすすめで読みはじめた
所、これが面白い。現在11巻まで刊行されているのですが、一気に買い集めましたよ。

さてさて前段からの流れで、なぜとお思いかもしれませんが、このガンダム。
主人公アムロ・レイを含め、物語の中で重要なウェイトを占めるのが「ニュータイプ」
と呼ばれるちょっとしたエスパーのような存在の人間達。
この人たち、目ではなく相手を心で感じることができる人たち。モビルスーツという
ロボットを操り、超人的な感覚て次々と戦果をあげていく。
目が悪くなってもこの感覚があれば、なんて思ってしまったりする、かっこいい漫画。

元々は、今30歳前後の男性なら一度はハマったことのある国民的アニメ。
そのアニメ「ガンダム」のキャラクターデザインを担当していたのが著者の安彦氏。
原作の矢立肇・富野由悠季氏の監修の元、アニメで語りきれなかった部分を、細かく、
リアルに描いています。
それまでのロボットアニメと違い時代背景やロボットの設定が非常に細かいガンダム。
特に「ミノフスキー粒子」の存在により、なぜ戦艦では無く、人型ロボットが戦争の
主役になっているかに説得力が生まれている所が非常に重要な点になっています。
その粒子を発明したミノフスキー博士が、この漫画で初めて登場し、いかにして
モビルスーツが生まれ、戦争に参加していく事になったか。そのような背景まで、
しっかりと描かれている点だけで、ガンダムを知っている人の読む価値はありです。

アムロと違い、親父に殴られまくって育った僕ですが、これからは視力に頼らず、
感覚を研ぎすませて、ニュータイプのように生きていきます。


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