ムトープレゼンツ「フチドル」
第63回〜なぞ図書館〜


みどうもー。みなさんこんにちわー。ムトーです。
いやあ、こりゃまいった。さんきちなぞ図書館が休館なんて。
個人的にも楽しみにしていたコンテンツだったので、寂しい気持ちです。
いい本えらんでたもんねえ。
ということで、さんきちさんが留守の間、
ときどき勝手になぞ図書館で司書のバイトさせてもらおうかなあ。
よい?
へへ、僕も結構本が好きなもんで。
といっても最近本を読んでないので、それはまた今度。

そう。もう去年の話になるけれど、
そのさんきちさんが12月に大分にやってきました。
僕からしたら「やっと来たか!」っていう感じでしたね。
だってね、さんきちさんいつもいろんなところにふらっと旅行して、
福岡とか鹿児島とか行ってるのに、
僕という友人がいる大分にはちっとも来てくれない。
で、なぜかこの間の12月17日、18日に大分に遊びにきました。
気まぐれだな、きっと。
ダーツやって旅行先決めてるのかなあ。

さんきちさんのやってきたこの時期は九州大分にも大寒波到来。
朝、大分空港に出迎えに行ったら、雪とか舞って大変でした。
雪の影響で、飛行機の離発着の時間が狂ってて、
さんきちさんも30分くらい遅れて到着。
久しぶりにさんきちさんの顔をみました。
大分空港から大分市まで1時間30分弱かかるんですね。
そのあいだずっと吹雪で僕は運転に緊張しているんだけど、
さんきちさんが吹雪みてはしゃぐはしゃぐ。
こういう「助手席向き」の人っていますねえ(笑)。
きっと自分が運転しててもハンドルから手を放してはしゃぎそうな人。

で、なんとか大分市内に着いたら、吹雪も収まってて。
そのまま一気に僕の住んでいる町の方へ。
いろんな所に行って、美味しいパンをたべたりしたんですけど、
気づいたのは、さんきちさんが、
僕にとってはなんでもない景色に感動していたこと。
きっと都会に暮らすひとにとっては、
僕のように田舎で暮らすひとがちっとも意識しない草花や、
名もない山も輝いて見えるんだ。
そういうのは本当に刺激になる。
「あー、大分ってけっこういいとこなんだー。」って僕も思うことができたし。

その夜は別府市に行って入浴料100円の温泉に入って、
ご飯を食べて。お酒を飲んで。別府や大分の街は吹雪。
次の日は快晴。雪もそんなに積もっていなくて、
道路もそんなに影響を受けてなかったので、僕の通っていた高校のある街へ。
大分の郷土料理と、お菓子を食べて。
見慣れたはずの場所なのに本当に僕も観光した気分になりました。

移動中、沢山のお話をしました。

僕とさんきちさんの会話はほとんどが、
思っていること、考えていることの確認作業。
物事に対して考えてることが結構似ているので、
どちらかが話すともう一人が「そうだね。うんうん。」という相づちを打つ、
ということの繰り返し。
つまらないことのように聞こえるかもしれないけれど、
共感できるということはとても幸せなことです。
話してよかったなあ、って感じます。

ただ、さんきちさんの方が僕よりちょっとだけお姉さんで、
とてもパワフルなので、常に僕の先を行っている感じです。
いつも、
「あー、あの時共感できなかったさんきちさんの言葉は
 こういう意味だったんだ!」って
後になってわかることがよくあるんです。

考えてみたら僕が好きな人たちというのはいつもなんだか
「かなわない」印象を受ける人。
優しくて、先を突っ走っている人。
そして、その日、将来、共感できる人。

いろいろ思うんだけれど、僕も少し歳を重ねてきて、
いくつか辿り着いた事があるんです。

大切なのは、魂で話をするということ。
素敵な人の話は、僕の魂に響く。
茶化したりできない、魂っていう言語を持ってる人は素敵だ。

飾れない部分だからなあ、魂。



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