第131回「押し掛けウルルン滞在記〜その2〜」
先日、山形からラフランスが
送られてきました。
以前山形旅行に行った時に
お邪魔したお宅の
お母さんが送ってくれたものです。
私には実母、義母以外にも
娘の如く気にかけてくれる
「お母さん」が沢山居ます。
得意の煮物を送ってくれたり、ハガキを
くれたり、今回は私が好きだと
呪文のようにつぶやいていた特産物を
時期が来たので送ってくれるなど、
お母さんたちの心づかいに
感謝してもしきれません。
この場を借りて、お礼を
お母さん、ありがとうございました。
(ちなみに、この方はイトコのダンナ様の母親)
昨年の北京の旅行では、
ひとつの目的があり、
消えゆく昔の家並みを
是非とも拝見したいというもの。
北京には「四合院」と呼ばれる
平屋建てのコの字型住居があります。
風情溢れるお家があります。
今は高層ビルやマンションが立ち並び、
このような昔の家屋はどんどん壊されている
有様です。
ニホンコンは自転車でグルグルしながら
是非ともそんなお宅を拝見したいなと
思っておりました。
すると、ひとりの初老のおじさんが
小鳥と一緒に日向ぼっこをしておりました。
ここは千載一遇のチャンスだとばかりに
じりじりと距離を狭め、なんとか会話の
キッカケを作る。
こういうとき、カメラがあると非常にヨイ。
小鳥の写真を撮らせてくれといって近寄る
ニホンコン。
その人とお喋りをするキッカケは、
子供やペットなど、側にいる
その人が愛でているものを
一緒に愛でようとする姿勢を見せると、
たいがいはウマくいくんです。
「まあ!そんな美しい小鳥、是非
写真に撮らせてくださいませんか?」と。
そうすると喜んで「どうぞどうぞ」
と言ってくれ、とりあえず輪に入ることに成功。
「おじさんの寵愛を受けている小鳥」
旅では「中国の写真を撮っている」と説明すると
だいたい「ジャーナリストかい?」と聞かれる。
面倒なので、悪びれもせず「ハイ」というのであるが
毎回言うたびに、むず痒くて気持ちが悪い。
そうこうしているうちに
「家の中に、もう一匹いるからみて行かないかい?」と。
ニホンコンの顔に書いてあったのを
そのまま読むかのように、家にお誘われる。
多分、相当入りたそうな顔をしていんたんだろうけど、
兎にも角にも、作戦成功。
「もう一匹の小鳥」
来週は、よもやこんな歓待を受けるとは!
(向こうからすれば、こんな図々しいとは!だが)の
結果、「お宅で昼ご飯も夕ご飯もしっかり頂いた」
話を致します。
11月29日 坂下日本/香港
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