〜第6回〜


こんにちは!

さあ、どんどん行きますよー。

みずほ村日誌、第6回目です。

2005年5月29日(日) 晴天

朝です。畑に到着しました。

前回の土だけの茶色の状態と比べると、
このあいだ植えた作物が並んで、
すっかり畑らしくなっています。
うれしい!

早速、畑の状態をチェックします。

■ジャガイモ
ちょっと大きくなってる!
そして、葉っぱの緑が濃くなっています。
よかった!

■ネギ

こちらも、大きくなってるなあ。
丸く筒型になって、
ちゃんとネギっぽくなってきました。

■枝豆

枝豆も育ってます。
大きな双葉が2枚だけだったのが、
こんなに増えて、
全体的にもしっかりしてきました。

■にんじん

どうやらこのあいだ撒いた種は、
にんじんだったみたいです。
売っているにんじんの頭のところと同じ葉っぱが
生えています。
■カブ

あれ?カブ早いなあ。
もうちょろっとカブの頭が出ています。
いつ食べられるんだろう?
マルチを張る場所の土を平らにならし、
マルチの幅にクワで溝を掘ったら準備完了。
■春菊

まさに、春菊の葉が地面から生えている。
■小松菜

こっちも!
小松菜の葉が地面から生えている。
柔らかくてとてもおいしそう。
■トウモロコシ

昨年豊作だったトウモロコシ。
今年も、あのなんともいえず豊かな甘さの
トウモロコシが食べたいものです。
■わからない1
■わからない2

どちらもちっちゃな双葉なので、
このあいだ種を蒔いたものでしょう。
瓜とニラを蒔いたので、
どちらかは瓜で、どちらかはニラです。
大きくなったらきっと判明します。

さて、現状確認終了。
みんな元気でよかったよかった。

現在の畑リストをまとめておきます。

<畑リスト>

・ ジャガイモ
・ ネギ
・ 枝豆
・ にんじん
・ カブ
・ 春菊
・ 小松菜
・ トウモロコシ
・ ニラ
・ 瓜

以上。


さて、ここから、今日の畑仕事開始です。
今日のお仕事は・・・
■里芋&やつがしら

みなさん‘やつがしら’って知っていますか?
私は知りませんでした。
里芋の大きいようなものだそうです。
この2つを植えるそうなので、
まずは、いつもどおり、「植えるところ作り」から。
1、 紐を結んだ棒を、ぐいっと土に突きさして固定。 
もう片方も、畑の向こう側に突きさして、
ピンと紐をはります。
まっすぐな畝が作れるように、
この紐を目安にするのです。
2、紐の内側をクワで掘って、掘った土を中央へ。
  両側からおなじことをして、こんもりした畝をつくります。
  これが結構むずかしい。
地元のおじさまたちは簡単そうにやるけれど。
3、 こんもりした畝へ、
液肥の水で薄めたのを、たっぷり撒きます。
  土に栄養をたっぷり染み込ませるのです。
4、マルチを張ります。
たるまないように引っ張りながら土で固定。
茎の下のほうに、ちょろんと小さな双葉がありますが、
ポットに植わってきたときと同様、
この小さな双葉を土の上に出す格好で、
苗を植えます。
5、マルチが張れたら植えつけです。
  手で穴を開けます。
6、里芋登場!
  この逆さまな状態で2ついっぺんに植えるのだそう。
7、深く穴を掘って、逆さにした里芋を
2つ並べてぐいっと押し込む。
  ぎゅうぎゅう見えなくなるくらいまで押しこんだら、
  上から土をかぶせて、おしまい。
  これを繰り返します。
植える間隔は、30センチ〜40センチくらい。
  植え終えたら、上から液体肥料を水で薄めたのを、
たっぷり撒きます。
向こうでは、ロビンと格闘中。
今日植える予定のサツマイモの為に、
畑を耕しているところです。

といったところで、休憩タイム。

地元のまさよさんが、今朝摘んだばかりの苺と、
お手製のシソジュースを持ってきてくれました。
眩しい太陽の下の苺は、ピカピカ光っていました。
しそジュースは氷水で割って飲みます。
冷たくて甘くて酸っぱくて美味しかった!

そういえばこの日は、
地元の高校生が取材に来ていました。
NHKのラジオのコンクールに出場するのだそうです。
昨年も地元の農家の活動等を取材して、
賞をいただいたとのこと。

録音マイクを向けられ、
「なぜ、東京からわざわざ畑仕事に来るのですか?」
と聞かれたりしました。
そりゃあ、地元の高校生にとっては、
不思議なんだろうなあ。
ふふふ。
休憩中、こんな方もいらっしゃいました。
鐘山苑のスタッフの方です。
着物に、ゴム手袋に、帽子に、ゴム長靴・・・。
これで作業されるそうです。
素敵!

さてと、休憩終了。
作業開始です。
■大豆

大豆を蒔きます。
ポットに豆を蒔き、ビニールハウスの中で育てて、
少し大きくなったら畑に移動させるそうです。
1、 ポットの底の穴の上に、
土がこぼれないように、小さな石を乗せます。
畑の土をふるいにかけてサラサラにして、
  それをポットへ入れます。
  ポットの7〜8分目くらいまで。
2、そこへ4粒づつ豆を蒔きます。
くっつかないようにして、ちょっと離して。
  蒔いたら、上から土をかけます。

  かける土の量の目安は、
豆の直径の3倍くらいの厚さになるように・・・
ということだそうです。
(5ミリの直径の種なら15ミリ土をかぶせる)
  これは、大豆に限らず、
どの種でも大体そうするのだそうです。
 
  種から芽がでて、土の上に顔を出すのに、
種の3倍くらいがちょうど適当なのでしょう。
  
  土をかけたら、薄めた液肥をたっぷり撒きます。
2、そこへ4粒づつ豆を蒔きます。
くっつかないようにして、ちょっと離して。
  蒔いたら、上から土をかけます。

  かける土の量の目安は、
豆の直径の3倍くらいの厚さになるように・・・
ということだそうです。
(5ミリの直径の種なら15ミリ土をかぶせる)
  これは、大豆に限らず、
どの種でも大体そうするのだそうです。
 
  種から芽がでて、土の上に顔を出すのに、
種の3倍くらいがちょうど適当なのでしょう。
  
  土をかけたら、薄めた液肥をたっぷり撒きます。
3、これで終了かと思いきや、
豆が随分余っちゃったので、
ビニールハウスの中を耕して、
そこに蒔いて育てることに。
 
  大豆は沢山とれても大丈夫です。
  なぜなら味噌づくりに使うから。
  自分で育てた大豆で作る手作りの味噌だなんて、
  なんて贅沢。
■サツマイモ

次はサツマイモです。

実は、前回のみずほ村日誌の最後にお伝えしたように、
このあいだ(10月下旬)、
このサツマイモが育って、それを収穫したのが届きました!

とにかく重くて大きくて、
立派なサツマイモでした。

そのサツマイモ、最初はこんなひょろひょろだったんだなあ。
これが、あんなにすごいことになるとは!
1、 用意するのは、
  木の棒とさつまいもの蔓!

マルチに斜めに棒を差し込み、穴を開けたら、
  その穴に蔓をしっかり差し込んで、土で固定。
  マルチの穴を少し広げて、
薄めた液肥をたっぷりかけます。
  植える間隔は、30センチ〜40センチ。
  
と、ここで、待ちに待ったお昼となりました。

今日の献立は、
鐘山苑元総料理長高根さん特製の
「よっちゃれ鍋」です
よっちゃれ鍋とは、
この辺の地元の料理なのだそうです。

これが、泡を吹くほど美味しかった!

鯛のアラがたっぷり入っていて、
あと、魚のすり身のお団子も入っていました。
よいダシが出ていて、野菜もたっぷり。
なんで、あんなに美味しいのだろう。
さすが料理長。プロの味でした。

さて、食後です。

■ハーブ
ハーブを育てます。
バジルや、カモミールなど、
ハーブ4種類を、小さな小分けポットに蒔いて、
こちらも、ビニールハウスの中へ。
大きくなったら畑に移します

徳治さんが畑の横のお花を刈っています。
「なにをされているんですか?」と聞くと、
「緑肥(りょくひ)にするんだよ。」とのこと。

緑肥?
緑肥とは、緑の草などを作物の横に敷き詰めて、
土をかぶせることによって、
乾燥をふせぎ、そのまま肥料にもしてしまうというもの。

ジャガイモの横に敷き詰めて、
その上から液肥の原液を、どぼどぼどぼと大量に撒き、
その上から土をかぶせていきます。
大きなじゃがいもができますように。

あとは、他の野菜たちにも薄めた液肥をたっぷり撒いて、
これで今日の作業は終了です。

終了時間は15:30でした。

今日植えたものをまとめると、

・里芋&やつがしら
・大豆
・さつまいも
・ハーブ

といったところです。

それでは、温泉に入って帰りまーす。
お疲れ様でしたー。


さんきち

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