〜第5回〜


こんちには!
さて!
現状との時間差を埋めるべく、
引き続き、みずほ村日誌をお送りします。

今回は盛りだくさん。
第5回目です。

朝です。
畑に到着しました。

わあ!何にも無い!と
この写真を見てびっくりしました。
最初はこうだったんだなあ。

今この茶色い土の上には、
緑の作物が、所狭しともくもく育っていて、
全く違う様相を見せています。
畑の横には、道具を入れておいたり、
苗を育てたりするための
ビニールハウスも完成しています。

前回、私達が石拾いに精を出している間に、
地元&みずほ村メンバーの男性陣が、
苦心して建ててくれました。

こういう大きなものを組み立てたりするのは、
自然と男性の担当となるんですね。

そういえば、
みずほ村の畑仕事をしていて感じたのは、
男女の性質の違い!

普段はあまり感じたことがなかったのですが、
体が資本の仕事になると、
その性質の違いが明らかでびっくりしました。

男の人がやると畑仕事はかどるはかどる!
どう考えても女の人2人分以上の働きです。

腕っ節が強いのも勿論あるけれど、
それに加えて、効率的。
ぐんぐんはかどらせようと、
頭も体もエネルギーがパワーアップしてゆく感じがします。
達成のため、自然に‘がむしゃら度’
が出てくるようです。

もちろん女の人も一生懸命やっているのだけれど、
‘がむしゃら’っていうのとは
ちょっと違うような気がします。
夢中でやっていても、
なにかどこかに余裕を持っているというか、
そこだけを一点集中で見ていないような感じがします。
達成の楽しさより、
過程の細かな楽しさの方を自然に見ているというか。

いろんな場面で、
その性質の違いがお互い役に立つのだろうなあ。

‘男らしい’とか‘女らしい’とかっていうのは、
なんとなく、昔の人が頭で決めた、
変な規則みたいに思っていたけども、
(今までそういうことで叱られることが多かったので・・・)

男女の本質から自然に発生した、
あたりまえの認識なんだなあ。
と遅ればせながら、ようやく最近思えてきました。

さて、この畑に来て最初にやることといえば、
前回植えた作物のチェックです。
葱です。
ちゃんと生きて生えてます。
ジャガイモです。
あの、半分に切ったジャガイモを植えたら、
こんな緑の濃いふさふさの葉っぱが出てきましたよ。
すごい!

そして、次にやることは、
石拾いです。

前回も書きましたが、
この畑、富士山から飛んできた溶岩石が、
ごろごろしていますので、
今日もがんばって、石拾いをします。
石を拾いましたら、次はロビンで、
まっすぐに土を耕します。

この畑は畑になりたてで土がごつごつしているので、
ロビンを1回だけじゃなく、2回かけます。
ロビンで耕したところに、マルチを張ります。

マルチとは、黒いビニールシートのこと。
これを、土にかぶせてから、
そこに穴を開けて作物を育てると、
作物の周りに雑草が生えてこなくってとても助かります。

※ このマルチは土に還るエコ商品を使用。
普通のビニールのマルチと比べて穴が開きやすく
破れやすいので、丁寧に扱います。
マルチを張る場所の土を平らにならし、
マルチの幅にクワで溝を掘ったら準備完了。
マルチを転がして、
シワの寄らないように引っ張りながら張ってゆきます。
そのすぐそばから、マルチの端っこに土をかぶせて
ぎゅっぎゅと押して固定してゆきます。
はい。これで一本完了。
これを繰り返します。
ちょっとまがっちゃったけど、
二本目も完了。

と思ったら、ランチの時間となったようです。

本日のランチはなんと!
超豪華メニュー!
カンパチのカマの塩焼きです。
鐘山苑さんでお刺身用に使ったカンパチの
残りのカマの部分をオーブンで塩焼きにしたものです。

大きなホテルだから、
マグロなど大きなお魚を一匹まるごと購入して、
それが大きな木の箱に入ってくるんだそうです。

その木の箱は、
現在私たちの畑の横に設置し、
テーブルと椅子として使わせてもらっています。

そのカンパチのカマに、
大根おろしと、
元総料理長高根さんが創意工夫して作られた
「秘伝のポン酢」をかけていただきます。

もちろん、日本一のお米、
武藤さんのミルキークィーンも。
塩がちょうどよい塩梅にきいていて、
カンパチのカマがプリップリで油がのっていて、
大根おろしがしゃりしゃりで、
ポン酢がね、これがまたすごい。
市販のポン酢と全然違う。
酸味がきつくないけどほどよく酸っぱい、
なんともうまみのあるポン酢なのです。

これを、炊きたて熱々の白いごはんと一緒に食べる。
ふふふふふ。
もちろん絶品でした。
幸せ。

残ったご飯はおにぎりにして、
これにて絶品ランチは終了。
午後の仕事はというと・・・

「枝豆」を植えます。

1102_26

これが枝豆の苗。
元気に育っています。

ひとつのポットに3本づつ植わっているので、
これを、ポットから出して根っこをほぐして
1本1本ばらばらにします。
※ ポットとは・・・ 苗の入った黒いビニールの鉢。
茎の下のほうに、ちょろんと小さな双葉がありますが、
ポットに植わってきたときと同様、
この小さな双葉を土の上に出す格好で、
苗を植えます。
これを続けて
枝豆終了。

次は、ジャガイモの土寄せ。
ジャガイモは、葉っぱの下に
沢山のジャガイモがごろごろできるから、
事前に土を寄せて、盛り上げておくのです。
この作業は骨が折れました。
クワの使い方はとても難しい。
熟練の技が必要です。

地元の徳治さんがやっているのをみていると、
全然力が入っていなくて、
ほいっほいって土を優しく運んで寄せる感じなのに、
素人がやると、クワの角度がよくわからず、
つい力が入ってしまうものだから、
ガツッよいしょ、ガツッよいしょ、で疲れる疲れる。

そんなんだから、スピードも全然かないません。
ほいっほいって徳治さんは隣の畝をすいすい進んでゆくのに、
こっちは汗かきながら、亀の歩み。
うーん。無駄に体力を使ってしまう。
勉強勉強です。

ジャガイモの土寄せが終了したらば、
種を色々蒔きました。

これは何の種だか不明。
忘れてしまった。なんだろう?
カブかな?
こっちは、瓜の種を蒔きました。
ほら、瓜だからきゅうりの仲間。
この種、きゅうりの中に入ってるのとそっくり。
これはニラの種。
記録によりますと、この日は、他に、

小松菜
春菊
とうもろこし

の種蒔きもしたようです。
色々沢山蒔きました。

この日は本当によくがんばって、
もうヘトヘト。
なんと結局19:00まで畑にいました。

畑を出る頃は、もうすっかり陽が落ちて、
なんだか部活の後の帰り道を思い出して、
懐かしい気分になりました。
泥だらけだしね。

ふう。
お疲れ様でした!!
≪みずほ村速報!≫

たったいま(10月下旬)、みずほ村のサツマイモが
我が家に届きました〜!
サツマイモは秋収穫なんですね。
収穫にはいけなかったのですが、
みずほ村メンバーが送ってくれました。
すごーい!!!
でっかーい。
たくさんあるー!
キャベツも入っていました。

今回までのみずほ村日誌では、
サツマイモはまだ植えてる場面が出てきていませんが、
次回のみずほ村日誌で出てきます!

お楽しみに!


さんきち

Sankichi Presents [ みずほ村日誌 ]
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