〜第3回〜


やばいやばい。

もう畑ではすっかり種まきも終わり、

一番乗りのジャガイモなんか、そろそろ収穫か?

ってとこまで来ているというのに、

まだ、開墾さえ始まっていない「みずほ村日誌」。

 

うー。こんなの日誌じゃない!

もう、早足でパッパと行きます。

 

2005年3月20日

 

朝も白々と明けてきた朝5時47分。

まだまだ寒い空気の中、大きな荷物(農作業用の服)を

抱えて出発。

 


もう富士吉田に着いちゃった。朝9時の光景。

どっからどうみても荒地。

手作業で、蔓やら枝やらを集めて脇にどかしたり、燃やしたり。

 


畑からの富士山。

毎回思うけど、なんだろね、この山は。

「特別オーラ」を出しすぎでしょう。

深呼吸をしたくなる。

体の中の汚れた空気を全部出す気分。

 




地元のおじさまたちも加勢してくれます。

おじさまたちの作業を見ていると、

自分が小さな子供になったような気持ちになる。

なぜなら、本当に無力だから。

作業効率の歴然たる差!

 



肝心なところが抜けているのが私の写真の特徴。

作業を抜け出して、お昼の食材を収穫しに、

おじさまの畑へ行ったのだが、

その畑の写真が抜けています。

 

この写真は、収穫後の車内。

野菜の匂いがよい匂いなので嗅いでいるところ。

 

おじさんの車で向かった先は、

富士の伏流水がひたひたと満ちた水田(水畑?)でした。

伏流水とは、富士山に降った雪が地下にしみこみ、

100年かかって濾過されて、麓で湧き出ている水。

ここで、富士吉田特産の野菜・・・(すまぬ。名前忘れちゃった。)

と、その横に植えてあったワサビ(!)と、

葱を収穫し、畑へ戻ります。

 

「水、飲んでみ。」と言われ、

すくって飲んだ畑のお水の冷たいこと。甘いこと。

収穫したばかりの葱をかじったあとだからかな。

すごく甘くておどろいた。

 






食材を調理。

なんと、この刻んでいる採れたての葱、

自家製味噌とあわせて、

葱味噌にします。

 


武藤さんの作った日本一のお米、

「ミルキークイーン」もそろそろ炊けます。

 


人が集まってきました。

武藤さんちのマッキ(小学4年生)は、

カメラを向けると猛ダッシュで遠くに走って逃げてしまう。

追いかけるが、逃げる逃げる。

きい!

 







じゃーん。

山梨名物「ほうとう」です。

鐘山苑の料理長高根さん特製。

やっぱり、プロなんだなといつも思う。

真似できないうまさ。

すごいな、こりゃ。

と驚きながら食べる。

 



じゃーん。

炊き立てのご飯をみんなで

おむすびにしました。

これに葱味噌をつけて食べる。

富士山を見ながらね。

もう、言うことないでしょう。

 



午後の作業には、ショベルカーが登場。

はびこっていた草たちの根っこが、

とんでもなく巨大で、

ショベルカーで掘り起こします。

操作しているのは、

か弱き乙女。

はじめてのくせに、やたらうまい。

しかし、あれだね。

ショベルカーは、バランスの悪い乗り物だね。

ひっくりかえりそうでヒヤヒヤしちゃった。

 


 

畑の端っこでは、

おじさまたち総動員で、ビニールハウス作り。

ここに、道具をしまっておいたり、

苗を育てたりする予定。

 






モデルは、武藤さんの奥さんのひろこさんです。

このひろこさんの着ている「イセキのつなぎ」にメロメロ。

 

綺麗な青、

腰の部分にマチがあって動きやすい、

使い込んだら良い感じにくたびれそうな、

綿素材の布。

 

ヒザをついても尻もちついても、

埃まみれでも、

これさえ着てれば、大丈夫。

ペロンと脱いでしまえば、

あとは洗濯機にポンと入れればいんだもんね。

ラクチンだ。

 

胸ポケットのところに、刺繍が入れられるんだって。

入れるとしたら、

「Since2004 みずほ村」

かな。

ふふふふふ。

これは買いでしょう。

 

 

ということで、ビニールハウスが

骨組みだけできたところで、

本日はこれにて作業終了。

 

あー疲れた。

お疲れ様でした。

 

埃だらけの体を、温泉に立ち寄って

さっぱりさせて帰ります。

 

疲れた体に温泉。

そのあとのビール。

ふう。

生きてて良かった。

 

それでは、また次回。

さよーならー。

 

 

さんきち

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