我が家では定期的にお笑いフェスタというものが開催されている。
大の大人が寄り集まって、お笑いを鑑賞し語り合おうという会である。
参加希望の方は、いつでも歓迎だが、
みんなでワイワイというノリではなく、あくまで真剣に鑑賞しているので、
重要なオチのところで喋り出すようなふとどき者は即追放である。
覚悟して参加して頂きたい。

つい先日も、「水曜どうでしょう」フェスタが開催された。
言わずと知れた、大泉洋が出演している北海道のローカル番組である。
以前開催された笑フェスの際、どうでしょうをお薦めしたところ、メンバー
の一人がすっかりはまってしまったらしい。
彼女はDVD購入の為に東急ハンズに足しげく通い、
ついには近々北海道に行く予定もあるようだ。
ステキである。
そんな訳で、我が家で所有していないDVD鑑賞の為、先日どうフェスが
開催されたのである。
感想。
大泉すげぇ。
彼には、笑いの神が宿っていると思われる。と言うより、引き寄せているの
だと思う。
内容はサイコロの出た目によって行き先が決められ、北海道に戻ってくるまで
エンドレスな旅を続けるという企画である。
対象は全国。
旅といっても観光が出来るわけでもなく、目的地に着いたとたんに次の目的地
を決めるため、殆んどが移動である。
目的地に着いた時点で、可能な移動手段(主に深夜バスや鉄道)を6つ決められ
サイコロで選ぶ為、運が必要とされるわけであるが、そこは笑いの神が宿っている
洋さん。なかなか番組的に面白いことにしかならない。
一切やらせ無しの極限状態の中で繰り広げられる彼らの一挙一動が、かわいそうで
辛そうで、それが一層おかしくてたまらない。
素のエンターティナーである。
最近我が家でも神奈川放送が視聴できる事が発覚し、毎週金曜日はどうでしょう
リターンズを見ている。
前回まで四国八十八箇所巡拝の旅を放送していたのだが、洋さんのエンターテイナー
ぶりを見せた一言があり、忘れられない。
旅の終盤。深夜の巡拝中、ある寺で撮影していたところ次々と怪奇現象が続き、
洋さん、藤村ディレクター、嬉野カメラマンの3人は霊につかれたのでは!!という恐怖の
極限状態に襲われた。だがスケジュールの関係でなんとしても今日中に寺を回らなけ
ればならない。そんな中、怪奇現象が起き続ける車中で洋さんが発した一言。
「僕の周りの皆さん(霊たち)はかなり盛り上がっているご様子ですが、
それでもまだ続ける
のかい?」
素なのか、計算なのか。もう、笑うしかないではないか。
どんどんいい男になっていく彼らを、これからも応援したいと思う。

さて今日は、楽しみでもあり、また悲しい日でもある。
タイガー&ドラゴン最終回。
言いたい事は沢山あるが、すべては最終回を見てからにしよう。
次回笑フェスでは、タイドラをテーマに語り合う事が決定されている。
このようなメンバーに出会う事が出来て、私は三国一の幸せ者である。
次回の笑フェスが、楽しみだ。


千田なつみ Presents [ 笑い道]
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