ムトープレゼンツ「フチドル」
第51回〜息子〜
どうも、こんにちわー。ムトーです。
「から梅雨」ですね。梅雨は嫌いなんだけど、
雨が降らなかったら降らなかったで不安になってしまいます。
夏には秋を冬には春を求める。
わがままです。
そうそう、僕やっと!陶芸を始めました。
教室に通い始めたんです。わーい。
いくつか陶芸教室を調べて、見学に行ったりしてたんですが、
結局よくいく雑貨屋さんに置いてあったフリーペーパーを見て、
このあいだそこを訪ねました。
若い3人の先生が教えてくれる、となりの市にある陶芸教室で、
料金とかもチケット制で安いんです。
チケット4枚綴りが4,000円。
1回1,000円です。
教室をのぞくと、見覚えのある顔が。高校の頃の後輩の子でした。
その子は僕のことを「コアラのマーチとかくれたりするいい先輩でした」と
周りの人たちに紹介してくれました・・・。
ああ、そりゃいい先輩だわ。お菓子くれる人はいい人ですよ。
いい先輩だったんだ、僕。うんうん。
僕はけっこうガムとかいつも持ち歩いているタイプです。
だから、ガムが噛みたいときは僕に言ってくれたらたいてい差し上げることができると思います。
あ、これを見てるガム製造メーカーの皆さん、
うちに沢山ガムを送ってきてください。
配り歩くんで。なんか、いつもお菓子とか持ち歩いている人っていいなあ。
えっと、何のはなしだったっけ・・・。ああ、そうだ、陶芸教室ね。
初日は「手びねり」といって読んで字のごとく伝動のろくろなどを使わず、
手で作る方法を教えてもらいました。
土の練り方とか。結構土を練るのが難しくて、
「向いてないな」と始めて5分くらいで思いました。
すっごい手先が不器用なんで、覚悟はしていたんですけども。
まあ、でも先生が優しく「まあ、慣れますよ」と言ってくれたのでそれを信じることにして、
さっそく作品第1号をつくることにしました。
抹茶茶碗に挑戦しました。
僕、高校生の頃から焼き物が好きで、
「こういうのが好き」というのだけは明確に持っているので、
作りたいものはすぐに決まりました。
それと、コーヒーカップの形に土を練って、初日はそこまで。
そこからの行程はまた次回の教室で教えてもらうので、もう次回が楽しみ。
いい作品ができるようになったら、プレゼントしますね。できるかな・・・。
長かったなあ、始めようと思って始めるまでが。10年くらいかかってる。
高校2年生のときからだから、それくらいになるなあ。
その頃の将来の夢は小説家になって、
息子を備前焼の人間国宝の作家に3歳から弟子入りさせて、
陶芸家にさせることだったんです。マジで。
僕自身はとても不器用なんで陶芸で食うのは無理だろうと悟っていたので、
高校生の時点で早くもまだ到底見ぬ息子に夢を託したわけです。
それでも、ちょっとはその息子と陶芸の話しができるような、
いいお父さんになるために、自分でもちょっとやっておかないとな、と思っていたのです。
たぶんね、日本では最年少の親バカだったんじゃないかな、と思っています。
で、それからもう10年近く経つので、
ほんと長いこと「始めたい」と思い続けていたことになります。
いや、想い続けてたのかな。
・・・・・。
まだ陶芸家になるいとしい息子はこの世に生を受けてないしなあ・・・。
とりあえず僕が陶芸を勉強しておこう。
はあ、新しいことを始めたなあ。手話もサボりがちだけど行かないとなあ。
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