其の34「団地ともお」



どうもお久しぶりです、最近佐藤家のレシピを制覇するのに燃えている、れいじです。
れいじは誰にはばかることも無く圧倒的なひとりものですが、
料理は大好きです。というか食べるの大好きです。
一人では食べきれない量の食事を作り、
何時間もかけてお酒とともに食べるのが最近のストレス解消法です。

ただ、それではあまりにファットすぎるので、最近スポーツをはじめました。
フットサルです。
え、似合わない?ほっときなさいよ、君。
たまにはね、やりますよ僕だって。しかも動けるんだから僕だって、意外にも。
これね、千田せんせいとよくやってるサッカーゲームの知識が結構役にたつんだ。
どうやったらパスを受けやすいか、どうやったら相手が嫌かがよく分かるんです。
ゲームで培った、上からみたイメージがとっても役立ちます。
「動けるデブ」復活の兆しです。打倒ウガンダです。

さあ、近況はこのくらいにして、お勧めのご紹介。


「団地ともお」 小田扉 著


さて、前段とは全く関係のない話。最近大好きな漫画のご紹介。

僕は団地で暮らしたことはないのですが、団地暮らしの雰囲気というか、そのすべてが伝わります。
ご近所さんへの微妙な愛情や親近感、同級生や幼なじみの変化や考えに対する気持ち、
一軒家を持って引っ越した人に対する気持ち。
そして主人公の木下ともお君。彼がバカなんです。どうしようもなくバカなんです。
でも、愛すべきバカなんです。純粋で、単純で、美しいバカなんです。
面白いことがあれば飽きるまでやる。おかしいことがあれば、納得するまで追いかける。
その美しさ、いとおしさを計算ではなく、自然にかもし出している様に、僕達はめろめろになります。
ともおよ、そのまま大きくなりなさい。そうしたら君はきっと大物になれる、と。

でも僕達は分かってるんです。ともお君がそのまま大きくはなれないことを。
紆余曲折を経て、大人になってしまうことを。
だからこそ、今のともお君を美しいと思ってしまう。
そんな風に少しセンチに考えてしまう、美しい漫画です。

大人になったともお君達、貴方たちに読んでほしい。そんな漫画です。



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