〜第1回〜
はじまりはじまり編
こんにちは。
さんきちです。
いつもは「なぞ図書館」で、
自由気ままに本を紹介しているのだけれど、
今日から、それとは別に、
新しいページをはじめることになりました。
なんだか、ワクワクするな。
どうなることやら!
さて、これからはじめるこの新しいコンテンツ。
一体どんなページなのかと言いますと、
まあ、一言で言うと、
「ダッシュ村 一般人バージョン」。
もうちょっと言うと、
「ダッシュ村 一般人バージョン in 富士吉田 書記さんきち」
ってとこかな。
ダッシュ村って知ってる?
TOKIOのメンバーがどこかの地方の山あいに、
ダッシュ村というところを作って、
畑づくりから米づくりから水車づくりからなにから
自分たちで汗水たらして作業していくのを、
番組にしているやつ。
あれ、たまたまやってるの見てると、面白い。
でね、それととても似ている感じなの。
実は、昨年、面白い偶然なんかが重なって、
ちょうどこのゴールデンウィークくらいから、
山梨の富士吉田で、地元の人々と一緒に、
田植えやら、畑作りやら、祭りやら、
なにやらかにやらのイベントに、
参加させていただいているのです。
それは、もう、スペシャルなスペシャルな体験で、
何度か「なぞ図書館」にも書いたけどさ、
(「富士日記」「パパラギ」「土を喰らう」の回参照のこと。)
いろんなことを感じて学んだよ。
たとえば、
汗水たらして働くのは、本当に気持ちがいい。
体も気持ちがいいけど、心も気持ちがいい。
そして、労働のあとのご飯は、腹の底からうまい。
腹いっぱい!食べちゃう。
夜はコトンと落ちるように眠ってしまう。
富士山はおおきい。
そして、美しい。
有機野菜は、農薬をつかった野菜より確実においしい。
魚と同じで、野菜も採れたてが一番おいしい。
直前まで、茎から野菜に、水が通っていたんだからね。
キュウリなんて、ぱりっぱりよ。
含んでいる水が新鮮なんだもん。
野菜のさしみって感じ!
農業をやっている人々は、本物の賢さを持った人々のようだ。
なにやらいい顔をした人が多い。
なにやらかっこいい。
それに影響されてか、帰りの車の中で、
自分もよい顔になっていることを感じる。
頭が正常に働きだして、ものごとがシンプルに考えられる。
体も心もたくましくなるみたい。
などなどなどなど。
以下は、2004年度の写真たち。↓
そして、今年は2年目ということで、
畑も広くてよりよいところに移して、
しっかり開墾からやりましょうということになったのです。
せっかく開墾からやるんだし、
地元の方がいろいろ本格的に教えてくれるんだし、
今後のために、ちゃんと、日誌をつけよう!と思ったのでした。
そしてその日誌を、このサクラJPで
掲載していこうと思います。
まあ、どんなことになるかわからないけれど、
とりあえず、素人が試行錯誤しながら、
失敗したり色々学んだりしたことを、
畑でがんがんノートに書き留めて、
そのままがんがん更新していきます。
色々ハプニングとかありそうだよねえ。
おもしろそう!
もちろん、単なる日誌だから、
「ジャガイモ 植えつけ 30センチ幅」
とかさ、事務的な記述が並んでいるかもしれないけれど、
それもそのまま載せてしまいます。
だって、それはそれで面白い気がする。
誰かさんの農業日誌をかいまみたみたいで。
臨場感があって、
一緒に参加しているみたいな気分になって、
ちょっと畑の知識がついたりしながら、
ついでに、
おいしいもの食べた気になってくれたらよいかなあと
思います。
あ、もちろん、「みずほ村」では、
本当にリアルに参加したい方も大歓迎。
こないだ、ご家族で参加してたが、
子供たち、石運び、めちゃめちゃがんばってくれていた。
子供にだってよい体験だろうし、
子供よりももしかしたら、大人の方が、
もっとよい体験じゃないかなと思います。
私自身も、あるとき、
「毎回ここに来るのは結構大変な気がするけど、
それを考慮しても、来る価値があるな。
というよりも、私、来ないとだめだな。
頻繁に来て、頭と心を正常にしておかなくっちゃ。」
とふと思って、そして、一ヶ月に一回くらいだけど
できるだけ出かけることにしました。
※参加希望の場合の連絡はこちらの
「ビーンズプラネット」というサイトから、
このサイトを作っている、みほさんへどうぞ。↓
http://beansplanet.com/index.htm
みほさんとは・・・私をこの「みずほ村」に誘ってくれた、
パワフルな友人。
このサイト、去年の活動の詳細や、
写真なんかもいっぱい載っています。
そうだ。
このプロジェクトには、
まだ、ほかにも色々説明しときたいことがあるんだった。
うーん。
長くなっちゃうなあ。
それについては、また次回ってことにしようっと。
で、その次から、ちゃんと日誌として、
開墾編に入ることにします。
でね、最後に、もうひとつ。
わたしは去年みずほ村で、
雑草を抜いたり、土をいじったりしているとき、
頭の中に、ある映画の台詞がぽっかり浮かんできました。
それは、宮崎駿監督の、「ラピュタ」の最後の場面。
シータという女の子が、
黒めがねの男に追われて、
ラピュタの中心部へ駆けてくる。
黒めがね: 終点が玉座の間とは上出来じゃないか。ここへ来い!
シータ : ここが玉座ですって?ここはお墓よ。あなたと私の。
国が滅びたのに、王だけ生きているなんて滑稽だわ。
あなたに石は渡さない。
あなたはここから出ることもできずに私と死ぬの。
今は、ラピュタがなぜ滅びたのか私よくわかる。
ゴンドアの谷の歌にあるもの。
「土に根を下ろし、風とともに生きよう。
種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌おう。」
どんなに恐ろしい武器を持っても、
沢山のかわいそうなロボットを操っても、
土から離れては生きられないのよ!」
黒めがね: ラピュタは滅びぬ。何度でもよみがえるさ。
ラピュタの力こそ、人類の夢だからだ。
ぽっかり浮かんできたのは、
このシータの台詞。
どんなに文明が発達しても、
強い力を手にしても、
土から離れては生きられない。
子供の頃、映画をみたときは、
この台詞が、唐突すぎる気がして、
ぴんとこなかったので、
妙に印象に残っていました。
子供の頃の記憶は根強くて、
こんなときに、ふと浮かび上がってくる。
そして、やっといまになって、
その意味がピンときたような気がします。
さんきち
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Sankichi Presents [ みずほ村日誌 ]
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