さんきち なぞ図書館

佐藤の台所



最近、ちりめんじゃこを見直した。

ちりめんじゃこって知ってる?
普通のしらす干しを、
乾燥させて、ちょっと灰色っぽくなったやつ。
振ると、カサカサ音がするやつ。

あれがねえ、おいしいねえ。

ひさびさに食べてちょっと感心しちゃったよ。

白いしらすも好きなんだけど、
どっちかっていうと、ちりめんじゃこの方が好き。

噛み締めると
うまみが出てくるから。

大体干したものってすきなんだよね。
干すとうまみが凝縮されはしまいか。

かつお節、たくあん、干し柿、
こんぶ、鮭トバ、するめ、クサヤ・・・

だんだん、単なる酒飲みの好物みたいに
なってきたな。

で、そのちりめんじゃこをですね、
ほかほかの白いご飯に、
(あ、冷ご飯でもいいや)
ふりかけて、食べるの。
もちろん、熱い緑茶を飲みながら。

ちりめんじゃこのうっすらとした塩味が
白いごはんとあうんだよねえ。

噛み締めると、ご飯のあまみが、
出てくるんだよねえ。

そいでそのうちすこし物足りなく感じてきたら、
そこに、薄口醤油をちょろっとかける。

濃い口の醤油じゃなくて、
薄口醤油ってとこが味噌。
(醤油ってとこが味噌ってなんか変だな。)

濃い口だと、醤油の味が勝っちゃって、
醤油の味がメインになっちゃうんだけど、
薄口醤油なら、
じゃこの塩味をあまり消さずに、
醤油のうまみも加わるから。

そいで、ごはんが少なくなったら、
渋くなってきたお茶を注いで、
お茶漬けにしちゃってさらさらと食べちゃう。

ふう。
幸せですなあ。
日本人に生まれてきてよかったわあ。

ね?
ちりめんじゃこ見直したでしょ?
食べたくなっちゃったでしょ?
最後にさらさらしたくなったでしょ?

・・・と、ちょっとお腹が空いてきたところで、
本日ご紹介する本はこちら!


「佐藤の台所」 500円 (と、送料200円)



この本は、このサクラJPで連載中のコンテンツ、
「佐藤の台所」の佐藤家が出した、
佐藤家のレシピ本です。

3月のブリリアントナイトの時に売り出したんだけど、
売り切れちゃって、
そんで、増刷して、今また売り出したみたい

私は、最初に売り出したときの3月に購入したのだけれど、
この本はいいねえ。

一言でいいますと、

「こんな簡単に、この私にも、こんな美味しい小洒落た料理がつくれちゃうとは!」

って感じ。

私の食生活は、冒頭の件からも推察されるように、
かなり和食寄りなので、
ちょっとレシピがマンネリ気味なところもあったのですが、

この本のおかげで、
「これ、私がつくっちゃったの?うれしいなあ。」っていうような、
ちょっとお店の味っていうのかなあ。
なじみ深いおふくろの味じゃなくて、
新鮮な驚きのある美味しい料理が作れてしまうのです。

突然目の前が開けた感じがするね。
広い世界に飛び出した感じ。
(おおげさか?)

でも、主婦をやっていると、
献立を決めるのが大変なんだってよ。
レパートリーが一定だから、
マンネリ気味になって毎日頭を悩ませるらしいよ。

そんな時に最適ですな。

私は、このレシピに載っている「カジキの青じそソース」は、
2日連続で作った。

だって美味しくて、次の日に、
もう一回また食べたいとおもったんだもん。

フレンチのランチで食べるような味なんだから!
これを、私がねえ。ってうれしくなっちゃうよ。

ちなみに、これが、その料理。↓



この写真は、私のつくったものではありません。
レシピを購入していった友人が作ったときの写真です。

その友人が料理をすると
「槍が振るかも・・・」と言われるほど、
普段料理をしていない人らしいのですが、
これを作ったら家族に大好評だったそうです。

他にはねえ、
「長ねぎのミルクスープ」とかね、
「アボガドおろしポン酢」とかね、
「ナポリタン」とか作った。

どれも美味しかった。

まだまだ、挑戦したい料理は沢山載っていますので、
楽しみに作ってゆく予定。

「干ししいたけのペンネ」とか、
「3色ナムル」とか、
「砂肝のポン酢炒め」とか・・・。

いつもの食生活に、
ちょっと違った美味しいものを取り入れたいときに。

おすすめ。



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