サカシタニホンコン

第99回　「あと１つ」

ニーハオ
ニホンコンです。

ひとつひとつのことは
積み上げていくと、すごく大きなものになるんだなあ。

と思うのはこの「坂下日本／香港」

2003年４月に始まったニホンコンの連載は
もう来週で１００回になろうとしています。

いやー、すごいことだよ。
よく１００ネタも書くことあったと思いながら
まだ書いてないことがあるというのが不思議。

そして、目出たいことに、この区切りのよいところで
ニホンコンの２０代も最後となりました。

ニホンコンはシェイクスピアと同じ日の
４月２３日生まれ。ちなみに本の日という
文学的な日にちなのですが、残念ながら本人は
たいして文学的でも賢くもありません。

来週の１００回目には、もうミソジになるワケですが、
本人的にはがっかりも負け惜しみでも何でもなく、
「やった！」な気分。

周りに年上の友人が多いせいか、「３０代は楽しいヨ！」という
「こっちの水は甘いぞ」発言を２０代の早いうちから沢山聞いていて、
早く向こうに行きたかったというのが２０代を通して言えること。

但、それは周りを見ても「２０代に頑張った人」という
限定モノなので、自分も頑張らなければと、色々
考えたりそこそこ思い悩んだりしておりました。

そして何もできない若い己を恨みながら
この１０年は毎日が恥と失敗と後悔の連続。

ま、私の２０代といえば
香港の新入社員時代が苦く思い出されるのだけど、
もうそれはそれは苦しくったってーの世界で
毎日「いきる」ということがホントに大変だったっけ。
でも、あんな経験はニホンコン以外絶対してないと
いうオリジナル感溢れてて、それはそれでヨイかと。

来週からニホンコンの新１０年が始まります。
この先１０年はもうチットまともだろうとひそかに願う。

４月１９日　坂下日本／香港