「寒くて風邪ひいちゃうよ。」
ボケた夫をほったらかしにしておくと、彼は決まってこう言って来る。
せっかくボケたのだから、ツッコミという暖かい毛布をかけてあげないと
ボケが寒くて風邪をひいてしまうと言うのだ。
ツッコミがあるから、ボケが生きる!!
その逆もまた然り(これで笑いをとれる芸人はエクセレント!!)
このような見解からすると、ピン芸人というスタイルはとても難しい。
そこにはコンビ以上に本物の芸や技術、センスが必要とされる。
そして孤独に絶妙な「間」を取り続けなければならない。
先日、一人話芸の祭典「R-1グランプリ」を見た。
キャラ物、とんち物、ひとりツッコミ物
様々なスタイルの芸人が決勝に残っていた。
優勝は、ほっしゃん。
私的には、「井上マー」か「あべこうじ」かというところだった。
井上マーはやっている事は「大喜利ですか?」という感じなのだが、尾崎が大好きなんだろうなぁ
と思わせる、あの熱い演技とベタなとんちに妙に「うまい!!」と思わせられる。
ピン芸人で熱さ(テンション)をみせるのは、非常に難しい。
熱さ、芸、技術、間という点で「劇団ひとり」はすばらしいピン芸人である。
R-1グランプリにエントリーしていたのかどうかは不明だが、
彼こそグランプリにふさわしいと強く主張したい。
今年はもっと沢山のひとりさんを見れますように、、、。
千田なつみ Presents [ 笑い道]
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