第92回 「現像ワークショップ 現場レポート」


寒い日が続きます。
今年は大流行りの風邪も珍しく頂いていない
元気なニホンコンです。

さて、行ってきました現像写真教室!
今回は「白黒」
もともと参加の目的は来週の「カラー現像」なので
白黒は遊び半分にと行ってきました。

普段からモノクロは好んで撮らないニホンコンは
持ち物にあった「現像済みのネガフィルム」という欄に焦る。
殆どフィルムを持っていなかったので、4年前に
インドで取った3本のフィルムを抱えて参加。

その教室は参加者が10名。
また、参加者と同じ数程の館員の方々が
手取り足取り教えてくれるという、
とても感じのよいところでした。

作業は最初にフィルムをセットして、みんなで暗室に。
光を印画紙に宛ててから、3つの薬品液に時間を測って浸ける。
んで、明るい教室に戻って来て水にひたして乾かしたら終了。

ただ、それだけの作業なんだけれども、
「オ、オモシロイ!」
「理科の実験/オトナ版」とでもいうか
じっと一人で黙々と作業するところも気に入った。

ただ、ニホンコン、のっけから落ちこぼれっぷりを発揮。

ピント合わせのルーペを見ながらの会話はこんなもんだ。

館員「サカシタさん、光の向こうにつぶつぶが見えますか?」
サカシタ「(ルーペを見ながら)・・・・・・」
館員「大丈夫ですかーサカシタさん?」

サカシタ「何のコトを言ってるのかサッパリ分かりません
というか何も見えないんですけど何ですかコレ?」

と、のっけから資質のなさを感じる程。

しかも、ひとり作業が遅い。

あまりにノロノロしすぎて、館員さんが
「サカシタさん、2枚目突入ですか?」と
聞きに来る程。
まだ1枚目のテストプリントというのに。

私はみんなより1周ほど遅れて走るノロマさんらしい。

でも、慣れてくるとサクサクと進み、
朝っぱらから暗ーい暗室で楽しく講習を受けました。

現像をする、というのは、
写真を「撮る」こととは
全く違う作業をするんですね。

でも、自分の撮った作品が
暗がりの中で「もや〜っ」と
浮かび上がったりするのはタマラナイ。

自分の好きな分野で
「知らないことを知れる」ことは
本当に楽しいことだなーと
好奇心くすぐられまくりでした。

結局夢中になってズンズン現像していたら
時間内で現像できるマックスの4枚を
一番早く仕上げて終了10分前に教室に戻っていました。
(薬品のつけおき秒数とか決まってるのに、オカシイ・・)

自分で現像した初めての写真たちは。
今年の宝物リストに入れようっと。





2月22日 坂下日本/香港


Kaori Sakashita Presents [ サカシタニホンコン ]
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