来五里霧中。
今の私の心中は、まさにこの四字熟語にかぎる。
前回、M-1の優勝候補に私は力強くアンタッチャブルを押していたが、
現在その気持ちが揺らいでいる。
先日、M-1決勝メンバーが発表された。
なんというか、、、。
昨年までのM-1がカレーライスなら、今年のM-1はカレーうどんである。
つまり、カレーの王道と言えばカレーライスなわけで、
カレーうどんなどというものは全くカレーの邪道な食べ方である。
今年のM-1メンバーを見る限り、邪道であると言わざるを得ない。
決勝メンバー8組中、正統派漫才はアンタッチャブルとタカ&トシの2組だけである。
その他の6組(東京ダイナマイト、南海キャンディーズ、ポイズンガールバンド、
トータルテンボス、千鳥、笑い飯)は
邪道漫才なのだ。
あれほど熱くアンタッチャブルを押していた私だが、
いざM-1を見ている自分を想像すると、
笑い飯に感動している姿が思い浮かんでしまう。
私は、カレーライスよりカレーうどんの方が大好きなのである。
嗚呼、今の私の心境を例えるなら
カレーライスのおいしい店に行ったらメニューに
大好きなカレーうどんがあったという感じである。
う〜ん、、、両方食べよう!!
その舞台で一番面白かった奴らが優勝なのだ。
一切の先入観なしに、初めて彼らの演技を見るつもりで楽しもう。
もし今年のM-1で邪道組が優勝したのなら、
それはそれで来年の笑いの方向が楽しみである。
まさに笑いのifもしも、分岐点を迎えようとしている。
千田なつみ Presents [ 笑い道]
All rights reserved by 千田なつみ & SAKRA 2004