ムトープレゼンツ「フチドル」
第37回 〜メッ
セージ〜


こんにちわー。ムトーです。台風ほんと大変だ。地震も。
よく人間が自然を大切にしないから「自然が怒っている」とかっていうけれど、
人間を簡単に殺したり、その周りの人たちの気持ちとか無視の自然なんか、
人間から大切にされなくて当たり前だよ、と言いたいよ。そんな気持ちだよ。
被害に遭われたみなさん、どうかがんばってください。

台風で倒れた稲は、おいしいご飯になるのかな。
収穫の時期です。僕の住む周辺は稲刈りも終わったようです。

そうそう、友人に誘われて、案山子つくりました、かかし。
大分県になるのかなあ、主催。どこだろ。案山子コンテストっていうのがあって。
本来案山子って、米の収穫前に田んぼに立てて、
米を食べにくる鳥を追い払う役目のものですよね。
今は、鳥も頭が良くなって案山子の効果はあんまり無いみたいなんですけど、
でも、ちょこちょこ田んぼで見かけますよ、今も。
で、そんな本来の目的とは無関係に、収穫が終わってから、道路沿いに建てるんです。
で、一般のひとたちが審査するんです。
そんなほのぼのコンテスト。
みんなで初めて集まったのが締め切りの10日前。
初日からなんとなくの諦めムードが漂う中、何を作るかを決めました。
スポンサー(金持ち農家集団)の希望で流行りものを入れることが条件だったので、
ヨン様に決定。ただのヨン様だとあんまり面白くないし、
ほかの出品者とかぶる可能性もあるので、
ヨン様6人がゴミ拾いをしているという案山子にすることにしました。
製作を開始した初日にスポンサーのおじさまたちが製作現場を見にきたので、
コンセプトを説明したら唖然としてました。「だいじょぶか?」って。
で、初日にヨン様6体は無理だということがわかったんで、
1体にすることになりました。で、ヨン様がほほえみながらゴミ拾いをしていても、
なんちゅうことないのでヨン様の前に巨大な看板をたてることに。
お釈迦さまが雲の上から地上のヨン様に蜘蛛の糸を垂らしているという看板。
で、お釈迦さまの横に「いいことあるにセヨー、ないにセヨー、」って
なんとなく韓国語に聞こえるような言葉を添えました。
大分県が勧める「ゴミゼロおおいたキャンペーン」も意識したわけです。
ゴミ拾ってるといいことあるかもよ、って感じで。
このコンテスト優勝賞金4万円(安っ!)なんだけど、
おじさまたちが用意してくれた製作予算はそれよりもかなり多い!
銀行の通帳をポンッと。そっちでパーっと飲んだ方がいいなあ。

完成作品は次回にでも紹介しますね。

ビデオで映画「アイデン&ティティ」を観ました。
ずっとみたかったんだけど、やっと。bouncyでも紹介してたな、確か。
映画として「どう」だとかは分かりません。けれど、とても響きました。
「そうだったんだ」と思うこともありました。
みうらじゅんさんのことが好きなあの人はこの映画を観たかな。
その人が観ていたとしたら、「そうだったんだね」「そうだったんだよ」と言いたい。
観てよかったなあ。

そろそろまた誰かにインタビューでもしようかなあ。

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