第74回 「ニホンコン 旅に出ます」


写真展が終わって台風が過ぎたかと思いきや、
バタバタと準備をしているニホンコン。

その準備とやらは「長旅」。

しかも、新婚ンヶ月で旅に出るヨメさんが
どこにいるんだヨ!という感じですが
ココに居てスイマセン。

元々仕事を辞めたばかりの今年はじめ、
「そんな長旅ができるチャンスもなかろうに」
そんな相方の言葉を「鵜呑み」にし、
そして「しぶとく記憶」していたニホンコンは
ようやく色々なタイミングが揃って
晴れて旅立つことに。

んで、肝心の行き先は「中国」(またか)
んで、肝心の期間は「1ヶ月」(長ッ)

ニホンコンにとって旅に出るというのは
「そこの空気を吸いたい」
「そこらへんのものを食べて、そこらへんの人と話したい」
くらいがテーマ。だからお金もかからないし、
高い買い物をすることもありません。

しかも中国に行くなんてのは
「ちょっくら帰省してくるわ」のイキオイ。
自転車に乗って、スーパーに行ったり、
路地に座ってるオバアサンに話しかけたりしたいのです。

旅は10/21から北京イン、11/18北京アウト。
国内を何カ所かぐるりとする予定なので
予定表は来週のニホンコンで紹介します。

但、まだ出発前だってのに、早くも多難な情報が・・

旅行会社での話。
安いチケットを手に入れるには、社員の多くが中国人という
中国専門の代理店がオススメ。
店内は帰省する中国人で混み合っており
異様な熱気に包まれておりました。

担当、車(シャ)さんとの雑談はこんな感じだった。

車「留学してたんですねー?じゃあ中国旅行はいつぶりですか?」
坂「いやー、2000年が最後で、それからは全く・・・」
車「それじゃあ、全然変わってますよー。電車もキレイになったし」
坂「ホントですかー?」
車「そうですよー、寝台も『少しだけ柔らかくなりました』しね」
坂「ひゃー、うれしいゾ〜!」

車「あ、トイレだけは変わってませんがね。ハハハ・・・」


っつーことは、あの悲劇のトイレは健在なのか、と
思い出しただけでオエッとなるニホンコン。

また、先日電話で、北京の宿を押さえたのですが、
期待通りのサービス『ゼロ』精神が結構楽しかった。

電話口で予約係に変わるから、と1分以上待たされ、
オイオイこっちは日本から掛けてるんですけど状態。

で、出てきた女性は声色からしてヤル気ゼロ。
但、商魂だけはたくましく、日本から電話してると
分かると「いちばん高い部屋」から値段を言ってくる。

ちなみにニホンコンは「いちばん安い部屋」希望。
電話の向こうの女性も、がっかりしただろうに。

んで、4泊以上する予定で、連泊したら割引あり、という
インターネットの情報があったので、聞いてみたら
そこだけ速攻で返事。

「没有!(メイヨウ!/ない!)」
しかも強気。

昔だったらこれだけでキレており、
その理屈の通らなさを
地獄の底まで問いつめていた私だが。

今回は、久しぶりにこんなに邪険にされたので
「そうそう!これがチャイナなんだよなー」と
思いながら、名前などを伝えて最後はこちらも
ガッシャーンと電話を切る。

何やら楽しみになってきました。
ちなみに、期間中の坂下日本/香港も
向こうからアップする予定ですので
お楽しみに。



10月12日 坂下日本/香港


Kaori Sakashita Presents [ サカシタニホンコン ]
All rights reserved by Kaori Sakashita & SAKRA 2004