さぁ皆さん、食欲の秋、いかがお過ごしでしょうか。
ファットなれいじは最近仕事もひと段落。早く帰れることも多くなり、ここぞと自炊生活。
え、お金がないのかって?バカ言っちゃいけません。
外食の方がよっぽど安くつくれいじの自炊生活。
一人で食べるのにも関わらず、食材を買い込み、お酒を買い込み、
ビデオを借り込み、毎日のように飲んだくれる自炊生活。
佐藤家には恥かしくてお見せできないメニューの数々。
今度機会があればご紹介しますよ。れいじの食卓で。
まぁそれは次回ということで、最近借り込んだビデオの中でも特に記憶に残った作品をご紹介。
「ほしのこえ」 監督・新海誠
この作品はインディーズアニメーション、
噛み砕いて言えば同人誌、もとい同人アニメです。
そのインディーズ作品がなぜレンタルされているか。
それはひとえにそのクオリティの高さによるものですね。
実は25分にわたるこのアニメーションを監督本人が一人で制作したというから驚き。
CG等の稚拙な部分は置いておいても書き込みの量、
構成力やタイミングの良さ、声優の演出力など
とても一人で作ったとは思えない、というより信じられない。
ストーリーとしてはものすごく簡素化されたものになっているのですが、
その分メインテーマに突出した構成になってます。
要は遠距離恋愛のSF版。宇宙怪獣と戦う女の子が戦闘でワープして
8.5光年はなれたシリウスにきてしまう。ボーイフレンドのいる地球へ携帯メールを
送るも8年以上かかる。ワープをすることで光速を超え、相対性理論に基づいて
地球との体感時間もかけ離れて行く。
正直ストーリーが飛躍し過ぎる感もありますが、
なかなかどうして良く考えて作られていると思います。
実はこの設定、OVA「トップをねらえ!」という作品でも同じものがありました。
15年も前の作品ですが、リアルタイムの小学生時代にとっても夢中に
なったアニメです。愛と根性とちょっとエッチな所がものすごく刺激的でした。
ちなみに今度続編を発表するそうです。楽しみですな。
さてさて「ほしのこえ」の個人的な感想として、
この人は「トップをねらえ」や「エヴァンゲリオン」が大好きなんだろうな、と思いましたね。
いろいろオマージュ的な所が見受けられ、
自分も好きな作品なのでとても親近感が湧くと共に、
1人で作ったという点に素直に驚きつつも悔しい気になりました。
大学 時代に同じように自分で作品を作っていた一人として、
本当に久しぶりにクリエイティブ魂を刺激され、逆にうれしくなりました。
ちきしょう、負けねえぞ!
そんな気分にさせてもらいました。
明日のクリエイティブを志す諸兄、必見です。