ムトープレゼンツ「フチドル」
第34回 〜球磨川ラフティング その1〜


ムみなさんこんにちわー。お久しぶりです。お元気ですか?
夏も終わったとうのにまだ暑いですね。
あ、「俺たちの夏はまだまだ終わっちゃいないぜ!」という人は別として。

その一般人の夏の終わりに、というか、9月4日5日なんですけど、
とあるグループで小旅行に行ってきました。
熊本県110444(人吉<ひとよし>市)です。
その人吉で何をしたかというと、ラフティングです。
まあ、つまりは急流下りです。ゴムボートで流れの激しい川を何キロも進む、あれです。
正直なところ、嫌でした。僕あんまり、外で思いっきり遊ぶ、
ということをしないんですね。
子どもの頃、すごい田舎に住んでいながら、自分でカブトムシを捕まえたり
ほとんどしませんでした。幼馴染みに分けてもらってました。
野イチゴも、幼馴染みに僕の分まで採ってきてもらってました。
ほら、蚊とか、変なムシとかいるし、陽に焼けるし。
まあでも、近くに川があるので、そこでよく泳いだりはしてたんです。
だから今回「川」自体には抵抗はありませんでした。



では、何がどうだったかというとですね、体調がものすごく悪かったんです。
で、そんな状態で、ラフティングみたいなスリルに耐えられる自信が無かったのです、
心がね。わざわざ自分から危険な思いをせんでも・・・、という状態でした。
まあ、でもなんだかんだで、行きました。
この旅行中に僕の心に変化が。カーナビが欲しくなりました。あれは便利だー。
人の車に乗せてもっらったんですけど、知らない土地に全く迷わずにたどり着けるなんて。
「これまでぇー、まったく興味なかったんだけどぉ、話してみたら
けっこういいやつでさぁー、つき合ってやってもいいかなぁ、って思っちゃった。」
って。だってさ、「お好み焼き食いたい!」って思ったら近くのお好み焼き屋さんまで
案内してくれるんですよ。大変なやつですよ。
そんないい友達いますか?悪い道に案内してくれる友達はたくさんいるとしても、
文句も言わず「ムトーちゃん、そんなにおなか減っとんのか?かわいそーに。
そないに、お好み焼きがええのんか?
4444、2110518(よしよし、ついてこいや)。」
ってな具合にサッサッって連れってくれるんですよ。
あー、僕もそんないいお友達がほしいなあ。
もしくは、僕にカーナビをプレゼントしてくれるお友達が欲しいなあ。
はい、ムトーにカーナビをプレゼントしたい方はメールセンターからムトー宛に!
えっと、なんだったっけか?

ああ、そうそう。そうです。ラフティングね。
人吉市のつもりで行ったのだけれども、実際ラフティングをするのはとなりの
球磨(くま)村というところの川でし
た。「球磨川下り」っていうもんなあ。
球磨村には、ラフティングの道具を貸してくれたりするお店っつうのかなあ、が
沢山あるみたいで、僕らはそのうちのひとつのお店(こういうのなんつうの?)に
お世話になりました。半日コースと1日コースっていうのがあって、
半日の方はひとり6000円くらいかなあ。
で、1日の方は10000円くらいで、昼食に焼き肉を楽しめる。
僕らは半日コースでした。ひとつのゴムボートに7人くらいと、インストラクター
(かっこいい船頭みたいな人)が乗っるんだけど、
僕らは
10人以上のグループだったので2つのボートにわかれました。
Tシャツ、ハーフパンツ、前の日に慌てて買った水に濡れてもいいスニーカー姿に、
レンタルのライフジャケットとヘルメットを付けました。全く似合わんけどね。
バスで川の上流まで行って、みんなでボートを下ろして、もういきなり出発。
でも、びっり
しました。たくさんいるんですよ、ラフティングをしにきてるグループが。
約9キロの激流の旅が始まりました。ああ、長くなるから続きは次回ですね。って、
ひっぱる程の話じゃないけど、ひっぱります。
ちなみにね、この日、前日の台風の影響で川がかなり増水してました。



そうそう、最後にムトー家の心温まるお話を。ムトー家には動物、
まあね、ペットがいません。
母は、母の実家でずっと犬と暮らしていたので、犬が大好きです。
僕は小学校1年生の頃、学校に来ていた犬(よくいるでしょ、そんな野良犬)に、
学校帰りに追いかけられて、幼馴染みと逃げ回って、
迷子になって、親と警察に捜索された苦い思いでがあるにも拘わらず、
ここ数年犬が大好きになりました。特にパグがね、好きです。パグが飼いたい。
母はラブラドールレトリバーか、
ビーグルが飼いたい。田舎なんでね、飼うスペースはあるんですよ、我が家にも。
両隣の家はずっと犬を飼っていますし。
母はムトー家に嫁いで30年くらいになるんじゃないかなあ。
でもまだ一度も犬を飼っていないのです。飼えばいいじゃん、って感じだけれどね。
で、このあいだ、知り合いのお宅にお邪魔した時、そのお宅の庭にパグがいるのを発見!
もう僕はそのパグをずーっと触ってたんですね。かわいくて。
そしたら
そこの家のおばさんが「欲しかったらあげるよ、ほんとに」だって!
どうやらほんとうにもらい手を探していたようで、そこにちょうど僕のような、
パグを愛でる奴が現れて・・・・。
ほんっとに嬉しくて、「はい!」って言いたかったけど・・・。
言えなかったんです。それは犬好きの母が30年間犬を飼わなかった理由と同じです。
僕は、パグをくれると、言ってくれたおばさんにこう言いました。
「すいません、やっぱりいただけません。 ウチは、祖母が犬嫌いなんです。
だから、ずっと昔から母が『ばあちゃんが居なくなったら飼おう』って言ってるんです。」
って。もう、それを母が言い始めて15年くらい経つんですけどね。居なくならないんで・・・。多分、このままだと、あと20年くらいムトー家は犬が飼えないままだな。


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