第70回 「人生、ノリなのです」


写真展の作業は、もう構成もサイズも決まり、現在プリント中。
それが終わったら、ポストカードの製作にはいります。
(ちょこっとですが、会場で販売します。
売れようが、売れなかろうが、買わなくても買っても結構ですが、とりあえず)

近況を

「写真教室」

やっぱり最終回は登校拒否。
最後の講座、「作品講評」は本当に出られなかった。理由は

1、 「宿題」というのを出されて写真を撮ることができなかった。
2、 そんな「宿題」を「講評」されたくなかった。

好きなことは、何かにおわれるようにやっても、全然楽しくない。
自分のペースでやるのが、一番自分らしく、長続きするかと。
それが分かった今回の講座でした。

その夜は、勿体ないオバケにさんざ追いかけられましたが。

「なんでこの時期に」

バイトを始めました。
これから写真展までゆーっくり作業をしようと思っていたので、
かなり悩んだのですが、面白そうだったのと、
写真のプリント代やら、旅の資金やら、
かなりの額になりそうなので、少し日銭を稼ごうかと。

また、元より「ああ忙しい〜」といって過ごすのが好きな私にとって、
このくらいの時間繰りなら大丈夫な予感はしていたし、
むしろそのほうが時間配分も緻密に計算し、ダラダラしなくていいかなと。

バイト先は、とあるゲージツ家の製作スタジオで、
10月末から始まる展示に出展する新作の製作お手伝いです。

初日の感想は、

1、自分の腕や効率、作業時間などに比例して、成果(できあがり)が見える。
2、 いろんなものや人との駆け引きなしに純粋にモノを作ることに没頭できる。
3、 それがバイトたりとも仕事となりえるのであれば、幸せなことかと。

元々ニホンコン、人と話してナンボの「営業」をしていたところから、
人と話もしないで朝から晩まで黙々と作業をするなんて想像もつかなかった。

「だって楽しそうじゃんー」と。
面白そうだと思うところには、自分の能力とか可能性とかは置いておいて、
「とりあえず行く」。結果、全然知らない世界に飛び込むことに。

人生、ノリだと本気で思ってるニホンコン。
だって、自分の場合、器量も才能も技術もずば抜けてるワケではないので、
ノリくらいよくないと、何も始まらないような気がして。

よさそな波は「とりあえず乗っとけー!後は知らんけどー」と乗ってみることに。
ホント、後は全然知らんけど、何もしないよりは悪くならんだろ、と。

今年はいい波がたくさん来ている気がします。



9月7日 坂下日本/香港




Kaori Sakashita Presents [ サカシタニホンコン ]
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