私は某電気メーカーの受付を勤めている。
笑いを愛する私にとって、愛想笑いをしなければならないのは、少々苦痛ではあるが
人間ウォッチングという意味でも、この仕事をなかなか気に入っている。
毎日多くの人と接していると、時々風変わりな人がやってくる。
この前も、徳川家の末裔やら、天照大神の使いがやってきた。
さすが大手!!来客の格が違う。


会社でも街でも電車の中でも、、よーく見ていると人の行動はとても面白い。
それは、変な癖があるとか、話し方に特徴があるとか、たわいもないことなのだが
なんだか妙にはまってしまうのである。


そういう意味で、最近妙に笑ってしまうのが、トータルテンボスである。
これは、ボケというより、ツッコミが面白い。
頭の悪そうなギャル男をデフォルメしたようなそのツッコミは、ボケを超えていると思う。
よく考えたら大村がボケなのだが、普通に藤田に笑ってしまう。
ネタが終わった後、印象に残っているのは、ネタの内容でも大村のボケでもなく、
藤田のツッコミなのである。
私の勝手な自論を言わせていただくと、ツッコミが笑えるコンビ(トリオ)は実力があると思う。
ボケが笑えるのは当たり前のことだし、ネタの構成に力を入れるのも基本だろう。
だが、ツッコミ方をこんな風にこすった芸人は結構めずらしいと思う。
アンタッチャブルはネタを作る時、ツッコミから考えるらしい。
柴田がこんな風にツッコミたいと希望を出して、山崎がそれに沿ったボケなり構成を思案し
ネタ作りをしているというわけだ。
大変に興味深い話である。


最近気づいたのだが、世間はお笑いブームらしい。
ボキャブラ天国をきっかけに起こったお笑いブームから約8年。
お笑いブームが8年周期(なみはち)でやってくるというのは本当だなぁと思っている今日この頃。
このブームに乗って、笑いの新しい部分を見せてくれる若手が多く出てきてくれる事を願う。

千田なつみ Presents [ 笑い道]
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