其の23「四国の旅〜うるわしの高知/愛媛篇〜



さてさて四国旅日記後編のスタート。
前回、土佐の女性に飲まされノックダウン寸前のれいじ。その後どうなったかというと、みなさんのご想像のようにしっぽりと・・・なんてことはなく、異常にテンションの高い4人組。高知の夜の食べ尽くしツアーへ。

まずは高知限定ジュース「ごっくん」。柚子版はちみつレモンのような味のジュース。これは結構おいしかった。でも実は東京でも売っている店があるとの事。ちょっとうれしいかも。

そして高知のコンビニ「如月」のチキン南蛮弁当。このコンビニはわかりやすくいうとホカ弁とコンビニが合体したようなもので、高知の中心にかなりの店舗があります。地元の人はここのチキン南蛮が名物だと言い張るほど好きなのだそう。これまたうまい。チキン南蛮というと宮崎県だが、宮崎で食べたものとはまた違うおいしさ。ワサビ風味のタルタルソースが絶品。

そして最後に屋台、「まっちゃん」の餃子。これは感動。これまた餃子といえば宇都宮を思い浮かべるが、いやいや負けてない。パリパリの皮とお手ごろサイズでさらっと1人前平らげてしまう。友人はこれが高知1おいしかったと豪語。なんかがっかりのセリフだが、それくらいおいしかった。

さて食べも食べたりといった所で腹ごなしの運動をしようということでみんなで夜の高知城へ。

この日はライトアップはされておらず、追手門より中に入ると真っ暗。市街地の中心だというのに、こんなに暗い所があって危なくないのか?といらぬ心配をしてしまうほどだった。

まぁそんなこんなで満喫した夜の高知。翌日の朝からは高知県を端まで走り、愛媛まで移動するという200km以上の道のり。朝も9:00起床で2日目スタート!まず向かうは本格できたてカツオのタタキを味わえる露天風呂です。

高知から約40kmほどの距離にある港町久礼(くれ)。広い高知県でも最も魚の美味しい町として有名です。その久礼にある高級旅館「黒潮本陣」にて朝飯としては豪華なカツオのタタキ定食を注文。




目の前で藁焼きしてできたてのカツオのタタキ。これはやばかった。うますぎる。ここでは名物のトコロテンも注文。

なんと高知のトコロテンは酢じゃなくてダシで食べるんです。なんか素麺の新種みたいな感じですが、これまた絶品。

もう土佐のうまいものづくしを満喫。満足した所で露天風呂へ行くと、これまた絶景。太平洋が一望できる高台にあり、海水でできた風呂は幸せの一言。実はこの旅館、宿泊予約が約1ヶ月待ちだそうです。なるほど納得。歳をとってからまた来たい場所NO.1です。

さてさて休む暇なく大移動。次ぎなる目的地は100km先の四万十川。途中、海沿いで運が良ければクジラが見られる場所や三保の松原と見まごう程の見事な白砂青松の浜に立ち寄りつつ、夕方前に四万十へ到着。もちろん天然の鮎と鰻を食べる。頼むは其の名も「四万十川丸ごと定食」。うん、ファット欲をそそるネーミング。食うべしとばかりに食い尽くす。うん。美味。


この日の最終目的地は愛媛松山のため、休む暇はないぞ。次は四国最南端の足摺岬へ。ジョン万二郎の銅像を横目に岬へダッシュ。おぉ、昼ドラの自殺のシーンとかで見る景色だ。すげぇ、ていうか恐い。なかなかこんな景色はないですな。はい、移動。


次はやっと松山にむけて移動。途中宇和島を通り抜ける際に名物を発見。そこらに見られる鯛飯の文字。さっき食べた丸ごと定食はどこへやら。食うぞ!鯛メシ!!


鯛の刺身をどんぶりご飯にのせて、薬味を載せて特製のタレをかけていただく。あぁ幸せだ!運転でヘロヘロだったのはどこへやら。すごいぞ鯛飯!うまいぞ鯛メシ!!

やっとたどり着いた愛媛松山。しかしもう夜の9時。観光は翌日にして健康ランドで仮眠をとることに。ここまでの無茶な移動や食べ過ぎがたたり、もう疲労もピーク。仮眠室で爆睡です。
起きて翌日まず向かったのは、坊ちゃんの舞台で有名な「道後温泉」。さすが四国最大の町の観光スポット。もう外人がウジャウジャいました。まぁ記念にと入った温泉。ウジャウジャいるモジャモジャの外人と一緒に入る温泉もまた一興。なんだか大正時代に外交官を接待してるような気分になりました。で、肝心の温泉なのですが、熱い!深い!の2文字。お湯がかなり熱く、立っても腰までくるほど深い。子供は楽に溺れるね。危ないんじゃないの?という感じ。そこは重要文化財ということで。
さっぱりした所で松山城へ。あまりにも大きい為途中までロープウェイがあるこのお城。迷わず文明の利器のお世話になる事に。
日本有数の城だけあり、立派なものでした。ただ難点は結構良い撮影ポイントがあるにも関わらず、管理事務所の建物が邪魔で撮影できない事。ここから撮ればかっこ良いのに〜と文句を言って、修学旅行なんかの集合写真っぽい構図で撮影。うーん、なんか不満。
気を取りなおして少々お腹に入れましょう。愛媛と言えば、みかんですね。生ジュースと伊予かんソフトを購入。とりあえずソフトクリームにしとけって所が観光名所っぽい感じだね。



さぁ四国の旅もそろそろタイムリミット。もう一度讃岐うどんを食べてから帰ろうということで香川県へ移動。
どうせならなかなか食べられない店に行こうとの意見により、「どっちの○○ショー」に特選素材として紹介されたという、其の名も「池上」に行く事に。
これが高松市内の外れにあり、ほそーい道を入って行くと、どう見ても民家という所にあるんです。その見た目からちょっと生卵は頼むのやめようか、と思わず考えてしまったほど。



しかし!これは本当においしかった。ダントツといっていいほどに。名物おばあちゃんがうどんを作り、奥さんが茹でたそのうどん。コシがあり小麦粉のうまみがギューっと詰まってます。ネギとゴマ、七味にダシ醤油をかけ、ちょっとためらった生卵を一つ。・・・言葉も出ないとはこの事か。もう無言でうどんを啜る。


こうして四国最後の食事も終わり、四国をほぼ一周、名産、名物を食べ尽くすグルメツアーも終わりました。
食べたもの総じて言える事。四国にはずれ無し!ビバ四国!!
最高の食事と景観、そして人に触れた3日間。今回出会ったすべての人々に心からのお礼を。

今回は旅日記だけにしておきます。なにかに例えるのをはばかるほどに素晴らしい旅でした。
また行きたい。本当に、また・・・行きたいです。



次回からはいつものようにいろんな映画、漫画を、旅行で更にファットになっているれいじがご紹介しまっす。

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