最近気になる芸人がいる。
気になるのだが、ここで紹介していいものかどうか、、、。
というか、あれは面白いのか?
でも、思わず笑ってしまう、わけのわからない芸人である。

その名は、安田大サーカス。
まさしく!大サーカスであるなぁ、と思う。

大サーカスなる理由その1。
ビジュアル。
サーカスたるもの、ピエロを代表するように、
そのビジュアルは人々の目を引くものでなければならない。

安田大サーカスはその点をよく心得ている。
なにしろメンバーは小デブと大デブと赤フンを締めた団長なのだ。

理由その2。
意表を突く。
サーカスたるもの、人々の意表を突き、あっと驚かせなければならない。
その点も彼らはきちんと押さえている。
小デブのクロちゃんは、カタギの人間とは思えないそのビジュアルにもかかわらず、
声はソプラノ歌手顔負けの高音で、実にかわいらしいキャラの持ち主である。
また、大デブのHIROは178cm178kgの体格の為、舞台中に常に疲れきっている。
そして、安田団長。
彼が一番の大物である。
「ベタで〜す。」「リアクション芸人」「オチで〜す。」など、
さもしたり顔で自分の芸を宣言してしまう。
団員から投げられた紙吹雪の中、ダブルサインを力強くする彼を見ていると、
「小山の大将」という言葉が、頭をよぎるのは私だけだろうか。
その微妙なキャラ作りに完敗である。

とにかく、この三人が舞台狭しと演じている様は、圧巻である。
これから、彼らがどのように成長していくのか、気になる私である。

千田なつみ Presents [ 笑い道]
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