ムトープレゼンツ「フチドル」
第30回 〜瞑想・名僧・迷走〜


いやー、あっつーい。南国だわ、大分。

蒸し暑い。うーんうーん、寝苦しいよー。
ちなみにこれを書いてる今日は、台風が九州に上陸していて今んとこ大分は風は弱いんだけども、
雨が沢山降っている、といった状況ですね。

大分は多分南国なんですね。
そういえば、大分駅にはヤシの木みたいな木(ソテツだと思いますが)が植えてあるし。
冬は寒いんだけど。なんとも変な気候の県です。もう、今はただただ、不快です。

どうでもいいけど、最近僕が気付いた、僕の特徴。
周りの人は気付いていたらしいけれど、いろんな事を行うときの、効率とかに無頓着だということ。

普通のひとが見つけ出す効率的な作業方法を、見つけ出そうとする意欲がない。

車の運転にしても、別に回り道することになっても、なんとも思わない。

だから、僕の助手席に乗る人はタマにイライラすると思います。
それでもよかったら、乗ってください。
 
物の機能などにも興味があまりないんです。

人はよく、「この車、走りがいい!」「走りが悪い!」とかっていうけれど
(特に田舎は車の走り、などにウルサイひとが多い)、
そういうのにうとくて全く分からないし、興味がない。
今乗ってる車は、高校時代に雑誌の広告で宣伝してた車で、見た目グッときたので、
「オトナになったらこれに乗る!」と思ってた車です。
「見た目グッときた」くらいなことを重要視している感があります。
 
きっと「これを知ってたら便利」とか「こうやったら早い」とかって
いろんなことにおいてあるんだと思います。でも、そういうことを知ろうと、
理解しようとしないんですね、僕は。
 
あ、これはあれですよ、「人生近道するだけじゃダメ。たまには回り道もしないと!」
みたいなことを言いたくて書いてるわけじゃないですよ。

なんつうかね、合理主義じゃないんですね、根っから。それに気付きました。
僕、ものすっごい長い時間、人を待てるんです。特技だな。

「待ち合わせしてる時、遅刻する人をどれくらいまで待てる?」
ってそんな話しをよくしませんか?

で、みんな「10分」とか「30分」とか言うんですけどね、僕はいつも、
「いつまでも」とか「5時間くらいは問題ないかも」って答えます。ほんとに待ちますね。

あんま得なこととかも無いんですけどね。待ってても。あんまっつうか、全く。
待っている間に、他の大切な何かに気付くとかもあんま無いですね。

「僕はずっと君を待っていたんだ。約束の時間から2時間過ぎた頃まではね。
それは間違いないんだ。
ただ、3時間ほどたったくらいからだろうか、
君をひたすら待ち続る僕の心に変化が起こり始めたのは。
そして、5時間経って、君がここに来て確信したことがあるんだ。
僕が待ちつづけていたのは君ではなくて・・・・・・・・。
うん、君ではなくて、孤独との別れだったのだよ。」

とかってことも特にないんですね。

つまりね、僕あんまアタマよくないんだと思います。
「だからぁ、これは、こうして、ああして、そうすればいいんじゃん、ったく。」
「はい、そこ右に車線変更して、はい、そこ入って!........ああ、もう、遅いよ!」
とかって言われても「はあ、すいません。ああ、そうなんだ」くらいのことしか言えないです。
 
うーん、世の中の役に立つこととか考えないと行けませんね。
もっと理にかなった感じの。シャキシャキとしたこと。
待ち時間とかももっと有意義に使わないといけないんだろうなあ。

そうそう。有意義な話。もちろん僕からではありません。
大分県では、6月21日(夏至です)の夜、確か20時から22時くらいまでの間、
家庭や、商店、事業所などの電気の灯りを消して、ロウソクの灯りで過ごしましょう、
という計画をたててるらしいのですよ。県の方針で(多分ね)。

で、その日に僕の地元でひとつイベントが。とあるバーの照明を落とし、
手作りのロウソクをともしてささやかパーティーが行われます。

僕の友人がバンドでそのパーティーに出演するようです。
で、この写真はその友人の練習風景をおさめたものです。 



うん・・・・・。電気の使用を控えよう、という趣旨のイベントなんですけどね、
彼が手にしてるのはエレアコ(エレキのアコースティックギター)です。
ほら、足元にもいっぱい機械があって、たくさんコード出てるし。
電気めちゃめちゃ使いますよね、このライブ。まあ、これは有意義なようで、
無意味な感じ、でも、まあ、ムダじゃない、いい例かな、って思います。

でさ、そうそう。こんな有意義な素敵なイベントを企画した女性を近いうちに
ゲストにお招きしますよー。アポとりました。

で、僕のムダな日々の結晶、数字変換の説明ページを用意しましたんで、適当に
観たりしてください。フチドルと、OECのコーナーをチェックするとき(だけ)に
役に立つかもしれないんで。

でわでわー。





特殊技能資格 数字変換師(スージー)について

OEC調査員になるための31101(最低)条件である、数字変換技能。

OEC調査員の4510(仕事)は時に7132(内密)に行われます。
OECの存在を55649(快く)思っていない人たちもきっといるはずです。
そこで、知られたくない情報は数字でやりとりすることもあったり、
なかったりするのです。
ボス(ムトー)からの40(指令)を他人に知られることなく、
正確に読み取り、迅速に確実にこなす必要があるのです。

したがって、調査員は多少の数字変換技能を持っていることが望ましいのです。


本来なら、世界に2人しかいないマスタースージー(数字変換師検定1級取得者)
である、OEC代表610(ムトー)と、510A2C(ゴトーアツシ)の共著
参考書 『1週間で覚える数字変換』『解りやすい数字変換』(いわゆる「わかへん」ね)
問題集 『数字変換師検定突破!よく出る数字100題』シリーズ
小 説 『世界の中心で数字を叫ぶ』
詩 集 『スージーだもの』
随 筆 『202093』

すべてフチドル出版より

などを購入して、勉強していただきたいのだけれど、全作ともおかげさまで
印刷が間に合わないほどのヒットとなっているため、書店に置いてない、
注文できないといったケースも考えられるので、SAKRA.JPを観ている人のためだけに
特別にここで数字変換講座のコーナーを開設しました。
さあ、君もスージーになろう!


マスタースージー 610 の 数字変換特別講座
「数字変換 論理と解法」


はじめに・・・・スージー(数字変換師)を志すみなさんへ

どうも、みなさんこんにちわ。この度は私610(ムトー)の
数字変換特別講座を受講してくださってまことにありがとうございます。

みなさんは日常生活で数字を使うことがありますか?ありますよね、きっと。
たとえば毎年大量に届くバレンタインのチョコレートを整理するとき、「トラック3台分」
とか、健康のために毎日食後にしているフルマラソンのタイムを計るとき「2時間8分」とか。

毎日、いろいろな場面で私たちは「数字」を使います。

1.2.3.4.5.6.7.8.9.0
というたった10個の「数字」という文字を組み合わせ、それに時間や、
お金といった意味や、価値を見いだしてきたのです。

数字というと、すぐに算数や数学といったものに結びつけてしまって、
子どもの頃や学生時代に苦手だった人にとっては
あまり良いイメージのあるものではないかもしれません。
 
でも、ご心配なく。数字変換という特別な技能の取得に算数や数学は必要ないのです。
現に、私自身小学生の頃からずっと算数や、数学が苦手でした。
そのままいい大人になってしまいました。ぐすん。

また、もうひとりのマスタースージーであり、
親友でもある510A2C(ゴトーアツシ)も大変数学が苦手だったのです。

いまや、数字変換業界では伝説のひとつとなっているエピソードを紹介しましょう。

A2Cが高校生の頃の話。数学のテストの時、A2Cは問題を目にした瞬間「ダメだ」と
判断し、答案用紙の隅に「だるまさん」の絵を書いて提出しました。
手も足も出ない、つって。

どうですか?数字変換師には数学が苦手な人でもなれる、
ということがわかっていただけましたか?

さ、ではその数字変換とは何か?それはね、遊び心です。
 
電話番号でゴロあわせするでしょ。
あと歴史の年代ゴロあわせ。源頼朝が鎌倉幕府を作った
年は1192年だから「いい国つくろう鎌倉幕府」とか。

それをもっと日常生活に密着させたのが、われわれの言う、
そして、みなさんがこれから学ぶ数字変換です。
ちなみに数字変換師が「いい国つくろう」を数字変換すると、
「1192296」になります。
もう、何年の出来事だかわかんなくなっちゃう。
受験生は数字変換の勉強はしないほうがいいかも。
ああ、そうそう「よろしく」を「4649」って言ったりしないですか?あれですよ。

さあ、いっしょに数字の世界へ!


第1章〜スージー用語覚えればいいじゃん〜


ここでは、数字変換師を志す人が、最初に覚えておくべき言葉を勉強しましょう。

第2章〜数字変換基本数字活用 サクっと覚えちゃえばいいじゃん!〜

数字変換で、基本となる数字の活用みたいなのを覚えましょう。
机とか、カンペンとかに表を貼っておくといいかも。

 
1・・・いち、い、ひ、ひとつ、わん、あん
 2・・・に、じ、つう、ふ、ぷ、あーる、りゃん、どぅ
 3・・・さん、さ、み、ぞう、すりー
 4・・・よん、し、よ、ふぉー
 5・・・ご、こ、いつ、ふぁいぶ
 6・・・ろく、ろ、む、しっくす、る(←重要!)
 7・・・しち、なな、な、せぶん、らっきー(←重要!)
 8・・・はち、や、は、ぱ、ば、えいと
 9・・・きゅう、く、ないん
 0・・・れい、れ、ぜろ、お、わ、まる、ま
10・・・じゅう、てん、て、と、とう
100・・・ひゃく
1000・・・せん、せ、ぜ、
10000・・・まん

これが基本です。どうですか?覚えるののはそんなに難しくないはず。
そして海外の数字を知っていると強い!どこの国の数字は使っちゃいけない、
ということはないけれど、一般的にみんなが耳にしたことがある
原語の数字を使うようにこころがけましょう。


第3章〜憎い数字も愛せばいいじゃん!〜

第2章では、0〜9の数字の読みを教えましたが、
きっと、登場していない五十音があることに気付いた人も多いはず。
たとえば母音を挙げてみましょう。

 あ・・・変換不可能
 い・・・1
 う・・・変換不可能(中国語で「5」が「ウー」だから変換してもよいが)
 え・・・変換不可能
 お・・・0

母音だけでもこんなに変換できないものがあるのです。
しかし、数字変換はくじけません。変換できないからといって、その数字を憎まない。
愛してみましょう。

「か」「が」なんてもう、われわれ数字変換師からしたら忌わしいくらいの音なんですね。
実際、「か」「が」に関しては、私たちマスタースージーも何度も
お手上げの状態においこまれた程です。

ひとつ実際にあった事件を例に挙げましょう。
ある日、私が親友であり、マスタースージー仲間でもある510A2C(ゴトーアツシ)氏
と電話で話していました。彼の横には、彼の友人ナカガワ君がいました。

 610(ムトー)「ナカガワ君って数字変換できないね。かわいそうに。」
 510(ゴトー)「うん、『カ』と『ガ』が付くし。まったくダメ。」
 610(ムトー)「まあ、でもなんとか・・・・」
 510(ゴトー)「うーん。『ナ』は『7』でしょ。『ワ』は『0』でしょ。でも
          『カ』と『ガ』があるよ。なんだよ、コイツの名字は!うーん
          あ、『ナ』で切ったら『カガワ』が残るよね。」
 610(ムトー)「うん。残る。」
 510(ゴトー)「カガワ。かがわ。香川。讃岐うどん。・・・香川・・・・・・
          あ、ドカベン!(*)」
 610(ムトー)「あっ!!」
 510(ゴトー)「7ドカベンズ!」
 610(ムトー)「スゲー!!!」
   *昔、南海ホークスにドカベンというニックネームの、香川というプロ野球選手がいました

僕ら2人のあいだにそれ以上の説明は必要なかったけれど、
みなさんには分かりやすく説明しましょう。

 ナ・・・・・・7
 カガワ・・・・香川→ドカベン

合わせて 「7ドカベン」だけれど、ドカベンの前に数字の7がついているということは、
ドカベンが7個(人)ということで複数形にしないといけない。

したがって「7ドカベンズ」となったわけです。こういう複数形とかね、大事です。

これで、ナカガワ君にも立派な数字の名前がついたわけです。

これはこれでいい。けれど、数字変換に終わりはありません。
「これでいい」と思ってはダメなのです(まあ、いいんだけど)。

実はナカガワ君の名前(つうかまあ、名字ね)は、もうひとつの変換方法があったのです。
そして、この発見は数字変換業界を揺るがすことになったのです。
「か」「が」を克服する一筋の光を見出したのです。

 ナ・・・・7
 カ・・・・変換不可能
 ガ・・・・変換不可能
 ワ・・・・0

 うん、やはり「カ」と「ガ」が残る。「カ」「ガ」・・・・。
「カガ」・・・・「加賀」!!!!!!!!!!!!!!!!!

そう、加賀です。加賀の国といえば「加賀百万石」ですよ。
かがひゃくまんごく。だから、ナカガワの「カガ」を加賀に換えて
それをそのまま百万石に置き換える。

すると、100000059になる。
したがって71000000590という数字を導けるのです。
なんだか意外とすごい数字になったりするんですよ。

どうですか。びっくりだね。

こんなふうに、変換不可能だと思われていた数字が、組み合わせや、
ちょっとした工夫で素敵な数字に変換できてしまうのです。
大切なのはひらめきですよ。常々、これ数字にならないかなあ、
って考えて生活しましょう。

そうすることで、291(憎い)数字も愛せるようになるはずですから。


第4章〜会話で慣れちゃえばいいじゃん〜

はい、基本はおさえましたね。では、実践です。
実践です、つっても、恥ずかしいでしょ。これが結構恥ずかしい。最初はね。

こんな感じで始めましょう。

ハルコ(アナタね)「084!445!」
ヨシコ(友人ね) 「えっ?!」

うんうん、ここまでは予想できる展開ですね。

ハルコ 「あ、ゴメンゴメン。084、おはよー。445、ヨシコ。
って言ったの。わからなかった?」
ヨシコ 「え、何それー?ハルコ、どっかわるいの?」
ハルコ 「あ、445知らないんだ?数字変換。428で88106のよ。」
ヨシコ 「ナニ428で88106って?ダイジョーブ、ハルコ?」
ハルコ 「あ、428はシブヤね。88106はハヤッテルってことね。」
ヨシコ 「絶対流行ってない!」
ハルコ 「ええっ!でも、37 11064。あ、みんな言ってるし。」
ヨシコ 「ああ、おまえウザイ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

えっとー。そのー。5080610(これは悪い例)ですから。
うまくやれば、友だちと楽しく数字で会話できますから。たぶん。 

会話してると、「〜の」っていう助詞使いますよね。
「の」は「ー」を使います。
数字なので、郵便番号とか電話番号でつかう03ー5442ー○△□☆みたいな感じで。
例えば、「44ー8ー73」は「吉野屋の並」って読むんですね。

だから、「俺の命」っていうのを変換する場合は、
「00ー1ー1000」ってするんです。
「ち」を「1000」に変換するのもポイントですよ。

そうそう。会話するときの発音ですが、
たとえば、「おはよう」と数字で伝えるときは「ゼロハチヨン」って言います。
「吉野屋の並」っていうときは「ヨンヨンノハチノナナサン」っていう具合に。
4610(素人)が相手の時は必ず、数字を口にしたあと、
フォローで元の言葉を言ってあげること。

「084!あ、おはよー!」っていう感じで。

これは、電話でやると盛り上がる(僕らだけ?)。
普通の電話が倍たのしくなる!電話代も2倍に!

さあ、だいたいわかってきたかな?
まわりの人に「ウザイ」って言われない程度に楽しく会話して慣れましょう。

第5(最終)章〜習うより706(慣れろ)!〜

1414(いよいよ)、この講義も終わりに近付いてきました。
3152(最後に)、数字変換師技能検定試験の予想問題をいくつかやっておきましょう。

問題1 次の女優は誰?
0240775

問題2 次の職業は72(何)?
89314

問題3 次の言葉を数字変換しなさい
肉まん あんまん

問題4 日本の初代総理大臣を数字で答えなさい



はい、これを1分で全部解く。できましたか?

では、解答です。

問題1
女優というヒントだけで答えるのですが、これはもう、
簡単ですね。「0」を「ま」と変換するのがポイント。
答え 松嶋菜々子


問題2
これも簡単。基本中の基本。
答え 薬剤師

問題3
これは少し難しいかもしれない。
「肉まん」は「290000」でいい。問題は「あんまん」。
「あん」はフランス語にする。「アン」、つまり「1」。
したがって「10000」になる。
答え 290000 10000

問題4
こんな問題もある。ちょとした常識が必要になる。
答え 1101623(伊藤博文)


どれくらいできたでしょうか?これくらいは全問解いて欲しいところです。
他にも長文読解や、数字変換作文も過去には出題されています。

毎日発することば、耳にする言葉を瞬間的に変換する習慣を身につけましょう。



最後に・・・・受講されたみなさんへ

検定試験も大事ですが、数字変換を楽しむことが大切です。
日頃、先生や、上司に叱られるいとき、ただ黙って叱られているよりも、
先生、上司の言葉を数字に換えてみてください。
毎日がかわりますから。
それでは、また。


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