2週間のごぶさた、今週のbouncyです。
暑いよ。なに、28度って、、なに?まだ五月だよ。なに、この暑さは。
この調子だと、真夏は40度越えるなぁ。まじで。これがきっと温暖化ってやつですよ。ね。大事にしなきゃいかんのですよ。地球は。
しかし、考えてみると、石油ってすごいなと思うこの頃です。
石油のおかげで凄い勢いで技術は革新してきたけど、そのおかげで戦争するは、暖かくなるは。結局よかったのか、悪かったのだか、そんな事を考えて最近生きてます。
だって、暑いから。いろいろリアルに感じたわけです。
( こんなことを書いているとき 、とあることを思い出した 。今 、養老孟司さんのバカの壁を読んでいるのですが、その中で、CO2 による温暖化についての節があった。そこでは科学の怪しさと題してCO2の問題に触れているのですが、そこで驚いたことがあった。CO2が温暖化の原因と思っていたのですが、それはあくまで、科学的事実ではなく、かなり有力な科学的推論なのだそうです。つまり、大体はそうなんだけど、確かではないんだそうです。科学は絶対だと思っていたのですが、意外にこういった一面があるようです。メディアではあたかも絶対ソウだ!!的に伝えられているので思い込んじゃいますよね。まあ何かしらの影響があるんでしょうが、、、、、)
さて先週は、仕事でとある音楽イベントへ行ってきました。今日はそのネタで行こうと思ってましたが、テレビでの放送が、日曜だったんですね、、、その放送をまだ見てないんで、見てからにしようかなと思います。
じゃあ今日は何で行くのかと申しますと、、、人の企画をパクり映画ネタで行きましょう。
題して「ヤスヒロの娯楽処」 では早速。
borling for columbine /michael moore
最近何かと話題の「華氏911」の監督、マイケルムーアの作品です。
まずは、一言。こんな、大した力も無い僕からで、言うのも申し訳ないのですが、パルムドール受賞おめでとうございます。「華氏911」の内容は、あまり細かく知りませんが(なんせまだ見れないので)、あなたのモチーフにした内容が、ドキュメンタリー映画として異例のパルムドール受賞という形で、世界的に評価されたことをとてもうれしく思います。
さて、borling for columbine すばらしかった。現代アメリカ 、銃社会の矛盾点というか、何がどうしてこうなったのかというのが、細かくわかりやすく記されています 。
なかでも僕に一番刺さったのは、メディアの報道に関することだった。
「9.11以降、米国メディアは恐怖を売っている」恐怖心をあおり、それでお金を儲けているやつがいる。現に、恐ろしい事件と楽しい事件がともに同じ数だけあるとしても、メディアは恐ろしい事件を前面に押し出し報道しているようです。それがまさに正義かのように。
さて、情報とは何なのでしょうか?僕たちが今まで情報の源としてきたTV、新聞はいまや絶対的な情報操作の力を得ている。そして誰もがそれを疑うことをしない。世の中本当に暗いことばかりなのでしょうか?それすら疑い深くなる。恐ろしい事件が起こっているのは事実。でもそれをどう伝えるかはメディアによるところが大きい。
僕はいつも思うことがある。「情報を加工して、また自分自身の考えを入れ伝えることが、報道するものの義務だ」そんな話を聞いたことがある。しかし、本当にそうだろうか?現実に起こっていることは一つ。でもそれを見る人によって見え方は絶対に違うはず。
何が正しい、何が間違っている、それは個人で判断すべきことであって、事実以外の情報は思考の誘導に繋がってしまうと僕は思う。報道に携わっている人間がどれくらいそのことに気がつき、自分の発言に、選択に、編集にどれほど力があるか、そのことに気がついているかが、気にかかる。
キャスターが久米だろうが古館だろうが、そんなことはどうでもいいこと。視聴率が何なのだ?そんなこと僕たちには関係ない。
僕たちが必要なのは、偏りの無い事実そのものだけだと、僕は思うのです。
そして、この映画はその事実に対して偏りなく伝えることに成功した映画だと僕は思う。
ぜひ、見て欲しい一本です。
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