先日、久しぶりに三谷幸喜の「笑いの大学」を見た。
たぶん50回以上は見ているが、私はやはりこの作品が大好きだ。
この作品は「笑い論」というべきか、笑いとは何たるかを、実に一途に描いた作品である。
以前にも取り上げた事はあるが、是非もう一度語らせて欲しい。
そういう気分になってしまったのだ。
この「笑いの大学」という作品は、西村雅彦演じる検閲官と、
それに立ち向かう近藤芳正演じる喜劇作家の、一週間の物語である。
笑う事に一度も興味をもったことがない検閲官が、一人の喜劇作家と触れ合う事で
徐々に笑いの世界に魅了されていく。
立場は違えど、純粋に笑いを愛する二人が、
一生
懸命一つの脚本を練り上げていく様に非常に感銘を受けた。
この作品は「笑い」はもちろんのこと、「笑う事」の大切さを語った作品だと思う。
「心の底から笑い、生きる勇気を取り戻した」
そんな台詞がある。
そんな大切な感情を生む「お笑い」という仕事は、なんと難しくすばらしいのだろうか。
私の見た三谷作品の中で、私はこの「笑いの大学」が最高傑作であると確信している。
三谷の笑いを愛する気持ちが実によく伝わってくる作品だと思う。
笑いの持つパワーは、絶大だ。
心の底から笑えば、大抵の悩みは小さなことのように思えてくる。
だから私も「笑いの大学」の二人のように、ずっと笑い道を歩んで行こうと思う。
この笑い道を往けば、どうなるものか。
危ぶむなかれ。危ぶむなかれ。
危ぶめば笑い道はなし。
踏み出せば、その一足が笑い道となり
その一足が笑い道となる。
迷わず往けよ。
往けばわかるさ。
ありがとぉぉぉー!
ちなみに、「笑いの大学」が映画化されるようだ。
役所広司はいいとして、稲垣吾郎って、、、。
微妙、、、と感じるのは私だけでしょうか。(だいた風)
千田なつみ Presents [ 笑い道]
All rights reserved by 千田なつみ & SAKRA 2004