一週間ぶりのごぶさた、今週のbouncyです。
さてさて、気がつけば4月、新しい生活が始まった方もいるんでしょうね。僕はといえば、気がつけば結婚してから一年が経ちました。そろそろ大人にならなければと思いつつ、
まだ、大人を装いつつ暮らしている今日この頃です。
さて、今週は、先週の紹介したmumのレビューを紹介する予定でしたが、、、、変更です。
「またCD買いにいけなかったんだろ、どうせ」と思ったあなた。
なめんじゃねーぞ
これを見よ!!このレシートを!

しっかりmumと書いてんだろ!しかも発売日の一日前!それも閉店間際の22:49の時刻表示!!
走ったよ、、ああ走ったさ。エスカレーターを8Fまで。見よ!この気合!!ナイスガッツ!!
でもなんで、そこまでがんばったのに、、なんで、、、と、悲しむなかれ。
忘れてたのさ、前から4月の1週目に書こうと思ってたことを、、、すっかり忘れてたのさ。
だから変更! ということです。あしからず。
では早速、行ってみましょう。
瞳を閉じて/荒井由実 (アルバム 「ミスリム」より)
この歌を、なぜこのタイミングで紹介するかといいますと、まずこの歌詞を読んで見てください。
瞳を閉じて 作詞 荒井由実
風がやんだら 沖まで船を出そう
手紙を入れたガラスびんを持って
遠いところへ行った友達に
潮騒の音がもう一度届くように
今 海に流そう
霧が晴れたら 小高い丘に立とう<
名もない島が見えるかもしれない
小さな子供にたずねられたら
海の碧さをもう一度伝えるために
今 瞳を閉じて
とても素敵な曲ですね。
実はこの曲、とある学校の愛唱歌なんです。
愛唱歌、、、聴きなれない言葉ですが、それには理由があります。
荒井由実がデビュー当時やっていた深夜ラジオに、一通の手紙が届きました。
それは、長崎の奈留島に住む、高校生からの手紙。
リクエストとともに、こう書いてあったそうです。
私たちの学校の校歌を作って欲しい。
その高校生の通う高校は分校で、校歌は本校の歌を歌っていたのだそうですが、
なんとなく、自分たちの学校の歌ではないと感じていたのだそうです。
その願いを叶えるため、荒井由実は「瞳を閉じて」を作ったのです。
島を出て行く友達に、言葉を伝えたいという思いをこめて、彼女は作ったのだそうです。
しかし、残念なことに、校歌としては採用されなかったのです。
理由は「フォーク、ポップ調だから、校歌には似合わない」
まあ、仕方のないことなのでしょう。それが世の中というものなんでしょう。
そんな経緯でこの歌は、愛唱歌として歌い継がれることになったそうです。
いまでも卒業式ではこの歌が歌われているんだそうです。
離れていく友達を惜しんで、いつでも、この風景を思い出すようにと、
みんな大切に歌っているのでしょう。
僕の実家には海はないけれど、この歌を聴くたびになんだか思い出します。
春先の緑の匂いを、実家を離れていくときの気持ちを。
こんな思いが入ったこの曲を、ぜひこの時期に聴いてもらいたい。
もう、大人になったかもしれない皆さんに。
それではまた。
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Yasuhiro Chida Presents [ bouncy ]
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