第48回
ざわわ ざわわ ざわわ
まず最初にお礼を。
坂下日本/香港+山口フォトの写真集がめでたく完売!となりました。
ありがとうございました〜。頑張って作った甲斐がありました。
自分でも「よく形にしたな」と嬉しく思う反面、これでようやっと次にいける気がします。
良くも悪くも「過去の写真との決別」。
何年も同じ作品を自分の中のベストテン入りさせていた、今までとはサヨナラです。
あ、最刷はしませんので、あしからず。
さて、今日は「春」について
いろんな人が、いろんなメールやHP内の個人の日記などで「春」についてコメントしています。
お題にもあるように、独特の「ザワザワ感」があるんですよね。
人は自分がこの世に生を受けた季節が一番好きになる、と言われています。
勿論そうでない方もいると思いますが、そう、ニホンコン、4月生まれの
「狂おしいほど、春が好き」なひとりです。
もう毎日ザワザワして、たまらない。
あの春風といい、春の匂いといい、キャンディキャンディの如く駆け出したくなりますね。
(ああ、時代が解るやも)
何かが起こる、何かが起こる、と思いながら毎年過ごしたりして、
今年も例外なく来るか来ないか解らない「何か」にドキドキ、ワクワクしています。
なんだろう?これ。
小さいころから、4月が新しい「節目」として生活し、同じ環境の中でも、
数々の変化を受け入れてきた、その新鮮さと、経験が、今でも体にしみ込んでいるのでしょう。
学生時代は、意味もなく自転車に乗って、高台まで走ったりして、
「もしかしたら何か変わるかもしれない町」を眺めていました。
そしてそうすることによって、もしかしたら、自分も少し変わるかもしれない、
とどこかで期待していたと思います。
ま、変化したいんですよね。きっと。
思うのは、現状に満足している人、はそう沢山いないと思います。
みんな何かしら、どこか変えたい、とか、もっと良くなりたいと思っていたりします。
ニホンコン自身も例外なく、次はどこに行くんだろう、
とワクワクもするし、逆に「どこに行ってしまうんだろう」と不安でもあったりします。
ただ、この春っていう独特の、うらうらした陽気と、
気持ちのよい風に吹かれていると、生き物が芽吹くように、
自分もあの寒かった時期のちぢこまりから抜けて、
少し軽やかになった気分になるのではないでしょうか。
そして、ナゼだか自分が、少しだけ新しくなったような気になります。
また、この春だから、という何の根拠もない季節的なキッカケで、
今までしなかったことを「えいやっ」とする、
ちょっとした後押しみたいなものが、あるかもしれません。
今、ニホンコンの体の中は、フツフツいっています。
フツフツの矛先や何処へ・・少し、お楽しみにしていてください。
春はヘンな人が多いと言いますが、その気持ち、よく解ります。
ニホンコン、今なら空を飛べそうな気がしますもの。
あっ!
トホホ・・
3月16日 坂下日本/香港
PS:タイトルの「ざわわ・・」は、春とは関係ありませんが、森山良子の
「さとうきび畑」の歌い出しです。いい歌で、よく眠れます。
Kaori Sakashita
Presents [ サカシタニホンコン ]
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