一週間のごぶさた、今週のbouncyです。
暖かくなってきました。やっと暖かくなってきました。
ぼくはそんなに、春大好き!という人間ではないのですが、なんだかやたらと嬉しいんですよね。今年の春は。
ん、、、、暖かさに安らぎ感じるようになったという事は、いろいろと丸くなってきてしまったんでしょうかね。
しかし、僕の頭の中は、相変わらずラディカルさ全開で、何だか20歳のころの気持ちとか、匂いとかを思い出しちゃって、大変です。
久しぶりに自分の作品制作に向き合ってるからなんでしょうかね。
気持ちが、とても敏感になって楽しいです。
そんな毎日の今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしですか?
僕の住む、国立では桜が少しずつ咲いてきています。そろそろ、花見の計画ですね!!
さてさて、今週のレビューに行きましょう。
坂本龍一/CHASM
はじめに、おかえりなさいと、僕は言いたい。
なんでも、9年ぶりpopコンセプトのアルバムなのだとか。
そういえば、大ヒットアルバム「1996」以降、クラシックだとか、ジャズだとか、ボッサだとか、実験だとか、そんな音楽が多かった気がしますね。
それはそれでもちろんすばらしいのですが、、、、やっぱり、これを待っていた。
巷ではこのアルバム、賛否両論のようなのですが、僕は自信を持って、多くの人に聴いてもらいたい。とてもいいんです。
とても、耳なじみのいい曲から、実験的な曲までが収録されているこのアルバム。
普通に音楽と親しんでいる方が聴いたら、なぜにこれがpopなのかと言われるような曲が満載ですが、これはまぎれもなくpopなのだと、僕は思います。
popとは何ぞや、、そう訪ねると、だいたい、万人に受け入れられるものだと答えられます。つまり、子供から大人まで、音楽がディープに好きな人から、オリコン見てCDを買う流行物好きまで、学者先生からコンビニの兄ちゃんまで、みんなに受け入れられるもの。それがpopなんですね。
そういう点から見ても、このアルバムは成功している。
間口がとても広い。一曲目、先行シングルとしても発売されている「undercolor」のような、非常にキャッチーな曲から、その後に続く、実験的な曲たちまで、アルバムを手にした人すべてに、必ず一曲は、もう一度聴きたいと思わせる曲が用意されている。そして、普段聴かないような音楽をpopとして僕らに紹介してくれている。
思えば、坂本龍一さんほど、ファンの層が多岐にわたるアーティストはなかなかいないのじゃないだろうか。
YMOからのファンも、戦メリからのファンも、ラストエンペラーからのファンも、1996からのファンも、ボッサからのファンも、一度に相手にしなければならない。そういった事を自覚してか、はたまた、今までの彼の経験からの偶然なのか、そこはわからないが、僕が思うに、それらすべてを相手にしているアルバムだと思う。
個人的に、80年代の坂本が特に好きなので、クラシック的な音楽よりも、今回のようなアルバムが好きなんですね。ん、、、、最高です。
まあ、何はともあれ、「undercolor」は坂本教授とスケッチショーで作っているようなので、実質YMOな訳なんです。
よくない訳がないじゃないですか!
なにはともあれすぐに買え!!
ではまた来週!!
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Yasuhiro Chida Presents [ bouncy ]
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