第46回
群れるってスバラシイかも
またもや風邪をひいております。坂下日本/香港です。
体力には自信があると思っているのですが、その割に定期的に体調を崩します。
おそらく、限度を超えてムリをする悪い癖があるのでしょう。
体が「ノー!ノー!」と言っているのが解ります。
さて、そんな弱っているニホンコンですが、心は何故か元気。
最近撮りためた15ロールくらいのフィルムを早く現像したいのもありますが
何と言っても最近「群れること」の素晴らしさに目覚めているからです。
「群れる」って言葉は、今まで邪悪なものとしてニホンコンの
辞書にはありませんでした。中高の6年間を女子校で育ったせいか
A一緒にトイレに行くとか、職員室に行くとかいうオンナノコ特有の行為を、
わざとしないように心掛けておりました。
旅行も、誰かと行くというより、ほとんど1人旅。
写真を撮る、ということも、完全にひとりの作業です。
時々さみしいなと思う時もありましたが、そういうのも乗り越えることが、
ニホンコンを形成するのだと固く信じて疑いませんでした。
と、いう真っ直ぐなんだか屈折してんだかワカラナイ乙女時代を過ごしておりました。
が。
去年4月からはじめたこのサカシタニホンコンや、
1月のイベントで作った山口フォトとの共同写真集、
はてまた写真教室など、「人と一緒に何かをする」機会が
ぐんと増えたのが、大きなキッカケでした。
人と何かをする、特に「何かをつくる」においては、
当然意見もぶつかってイヤな思いをしてしまうのでは、
と少々ビビっていたニホンコンでしたが、その真逆で
「自分が想像つかなかった意見が飛び出し、それに引っ張られるままにいろんなところに行ける」
という巨大なメリットをゲットしました。
写真教室のほうも、先週、団体行動をする機会がありましたが、
これもまたネガティブなものは全くなく、むしろ同じ「写真が好き」
という入り口のもと、いろんな意見交換もでき、刺激を受けることができました。
最近まで、ホントに群れることから、どこか逃げていた私ですが、
今や違う可能性を見つけられるとてもいい機会なんだと思っております。
またそれも時期がきたら考え方は変わるのかもしれませんが、
今の心境はこんなところで、周囲の人々に感謝したい気持ちでイッパイです。
というわけで、皆さん今後ともよろしくおねがいします。
大勢だとご飯も美味しいのですね
幻のファッティーモビール
家の近所
3月2日 坂下日本/香港
Kaori Sakashita
Presents [ サカシタニホンコン ]
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