あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしく。
ってことで、今年も好き勝手にいろんな映画や漫画を紹介していきたいなと思っております、れいじです。
さてな皆さんそれぞれに忙しい年末年始を過ごされたことでしょう。れいじも同じように慌ただしく年を迎え、すでに仕事でキュウキュウになっています。・・・やれやれです。
まったくもって一年の計をたてることもなく無為に時間を過ごしてしまうのも何なので、落ち着いて今年の目標でも掲げて見ようかな。
「サトラレ」 佐藤マコト著
映画にもなった漫画なので、設定をご存じの方もいらっしゃるかと思います。
頭の中で考えていることが筒抜けになってしまう病気、「悟られ」てしまうことから「サトラレ」と呼ばれる人たちの話。「サトラレ」は先天的に思考が外に漏れる以外に、天才であるという共通項があり、その才能を守るために国が「サトラレ」である事を本人に「サトラレ」ないために保護をしている。
この設定がもう勝利な漫画です。すごい独創性です。面白い。「サトラレ」てしまう故の苦悩や、「サトラレ」ない為の努力をSFな設定を忘れさせるヒューマニティーでドラマに仕立てています。
ところで僕は、会社の名刺の肩書きに「〜マネージャー」という名前がついています。そうマネジメントをする仕事。専門分野ではなく、他方面からの意見やお金やスケジュールを管理して進行する仕事。自分でいうのも何ですが、大変な仕事です。
いろんな人のいろんな意見や言い分を聞いて、いろんな人にかえしていくというのは、いろんな人といろんな事を話せるように、いろんな事を知らなければなりませんし、いろんな事を教えてもらうために、いろんな人とつきあっていかなければなりません。
その上で一番大切に感じ、今年の目標に掲げたいのが「サトレル」ちから。
人が何を感じ、何を思い、どうしたいのか。そしてこちらがどうしたいのかを「サトラセル」事。
きっとどんな仕事でも必要なことだとは思います。
漫画「サトラレ」の登場人物に、「サトラレ」の女の子とおつきあいをする将棋の名人がいます。考えていることが筒抜けになってしまう「サトラレ」と恋人になると言うことは、その全てが周りにもれてしまうと言うこと。そんな事をかまわずに「サトラレ」とつきあうその名人は、「サトラレ」でない人をもふとした行動や言葉によって見抜いてしまうほどに洞察力が優れています。
将棋の世界で読み、読まれという世界にいるからこそ、取り繕ってごまかすことがいかに意味の無いことか理解していて、「サトラレ」とつきあっていてこちらが考えている事が知られていてもいいですよ、ただこちらもあなたの考えいることが分かりますよ、という実にかっこいい生き方をしています。
僕は天才でも「サトラレ」でも無いので努力して理解してもらうしかないのですが、この漫画の「サトラレ」の周りにいる普通の人たちのように、そしてその将棋の名人のように、相手の考えていることを理解し、こちらの考えを包み隠さず正直に伝えて、まっすぐにかっこよく生きたいですね。
さぁ新しい年です。今年はいろんな人と、いろんなことで意識を共有して、理解して、良い仕事がしたいなぁ。