今もうそろそろ聞き飽きたかと思うが、一応ノ。

明けましておめでとうございます。


さて、今年は申年なので、私は年女という事になる。

「だから何?」と言われればそれまでだが、

折角12年待って年女という座を獲得したわけだから、何か特別な年にしたいものだ。

少なくとも年の終りに「申年去る年」などというくだらないダジャレを言わないよう、

笑いに関してもレベルアップを計るつもりである。


さて、前回の笑い道にも記載したように、年末年始はお笑い番組のオンパレードであった。

M-1から始まり、若手芸人のネタ番組がたくさん放送されていた。

それらを観て感じた事は、若手芸人のレベルが格段に上がったという事である。

グレチキ等が人気を博していたアイドル芸人時代は終り、

真に才能のある者が一般的にも受け入れられ始めたのだと思う。

バラエティーではなくネタ番組が多かったのも、それが理由なのではないだろうか。

ネタ作りに励み、弱点を克服し、常に切磋琢磨し向上していく。

芸人にはいつまでも、そうあり続けて欲しいと願っている。

それは若手だけではなく、たとえ大御所と呼ばれるようになってもだ。


そんな芸人がいる。

彼は自分の芸に貪欲なまでの向上心を持ち続け、挑戦する事を止めない人である。

笑福亭鶴瓶だ。

実のところ、私は彼を見くびっていた。

世渡りがうまいだけの、つまらないタレントだと決めつけていた。

しかし、お笑い仲間のH氏があまりにも誉めるので、

一度ちゃんと観てみようという気になったわけである。

とりあえず年末の「朝まで生つるべ」を必ず観る事!とH氏より命令が下され、

眠い目をこすりながら観る事にした。

少し寝てしまったが、ビデオに撮りつつ、5時間一人でしゃべり続ける鶴瓶を観て、

私は心の中で彼に詫びた。

彼のしゃべりは話の構成をよく心得た者のそれで、美しかった。

私ももっと見る目を養わねば、、、。

というわけで、'04年の目標は、観察眼を磨く!にしようと思う。

では、今年も笑い道を宜しくお願いします。


千田なつみ Presents [ 笑い道]
All rights reserved by 千田なつみ & SAKRA 2003