第39回
正しい年末年始の過ごし方〜年末篇〜
新年 あけましておめでとうございます
サカシタニホンコンです。
昨日はみなさん「仕事初め」でしたが
仕事をはじめなくてよい身分となりました。(正確にいいうと、なり「さがった」か?)
日本のお正月ってやっぱりいいですよね。
変わらない良さ、とでもいうのでしょうか。
おせち、とか、紅白とか、初もうで、とか。
静かだし、除夜の鐘に趣を感じたりしております。
自分が中国みたいな、ザワザワしていたところに長く住んでいたせいか、
こういう「ザ・日本」みたいなものに異常に執着している ニホンコンでありました。
こんなニホンコンが更に「うひょー」となる行事が 年末にありました。
多分これからずっと続いていくだろう、相棒のご実家で行われている
「毎年恒例のお餅つき」
これがまたシブいんだ。
ニホンコンの餅歴なんて知れていて、サトウの切り餅レベルか、
いって近所のお餅屋さんに買いにいく程度(しかもその餅屋は通常のあんころ餅とか
そういうのが美味しくて、正月餅なんてオプションみたいなものだった)
ちょっと得意になって、忘れないうちにお餅ができるまでを感動秘話をここにお話したいのです。
1、ぴかぴかした餅を前夜に「洗う」
→今年、14キロあった。以前は37キロあったらしいが、
これを全て「お水」で洗うのです。ニホンコン、のっけから大変。
2、同時に明日一緒に食べる「おしるこ」を作る。
→おしるこってカップの粉にお湯注ぐとか、缶コーヒーみたいなやつあるじゃないですか。
あれでもだいたい味的には一応クリアなのだが、「リアルおしるこ」って初めて。
3、練炭で小豆をコトコト煮る。
→でた!コトコトとかいう響きに、ニホンコン「ズキューン」!
ああ日本ぽいアルネ、日本ぽいアルネ!ただ、練炭てのもこのお家に来て初めて見る代物。
暖かいし、お湯も湧かせるし、網をのせればなんでも焼けちゃうし。
4、ひたすらコトコトしながらかき混ぜること、4時間以上。
→こうして「じっと待つ」ってのが大事なんですね。
ニホンコン4時間以上同じことしてたことって、ほとんどないかも。
5、とぎ終えた(やっとのことで)もち米たちをバケツにいれ、ひたひたのお水と一緒につける
6、小豆の粒のくずれ具合をみる。
→ニホンコン、小豆煮るなんて初挑戦なので、嬉しくて何度も何度も味見する。
っていうか食べてるじゃんか、というくらい。
7、時既に2時なので、お風呂に入る。
→人の「実家」のお風呂はえてして広いので、ゴキゲン。
8、出てきたら、甘〜いおしるこが出来上がっていた。
→最初から見守っていただけに、フィニッシュが見られず残念。
あの数十分の間に何が起こったのか分からないが、多分「ぷいっ」と魔法でもかけたのだろう。
(多分違うが)。横に置いてあったグラニュー糖が半分なくなっていたのにびっくり。
こういう時ってすごい量のサトウが投入されるのですね。
以前マヨネーズ作りを横で見ていて、その油の量に卒倒しそうになったっけ。
んで、当日を迎えたわけなのですが。
もうニホンコンの中では普段の仕事よりも働いた感溢れていたので(多分普通だと思うのだが)、
当日はもう昨日の鼻息の余韻で動いておりました。
でも餅つきって面白いんですよね。
あの米たちが、つかれて、こねられて、こうして形となっていくんですから。
しかもこの餅つき、途中でお寿司が出てくるのも恒例行事。
先に知っている身としてはもちでお腹をいっぱいにしてはいけないと、
少し上品に「つまみ」ながらお寿司を待ったりもしていた。
こうして年末は、ニホンコンはもち米が形となり、
我が胃袋におさめられた一連の流れを見届けたわけです。ああ、久方ぶりの達成感。
しかもニホンコンが大好きな「食べ物」で味わえるなんて、感動!
こうしてニホンコンの2003年は終わりました。
今年も美味しい食べ物に出会いたいと思う次第です。
来週は「正しい年明けの過ごし方〜年始篇〜」です。
みなさんはどう過ごされたでしょうか?
またよかったら聞かせて下さい。
1月6日 サカシタニホンコン
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Kaori Sakashita
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