今年最後の笑い道である。

私が年始に掲げた2003年の目標は「笑いを深める」であったが、

なかなか達成できたのではないだろうか。

舞台でもテレビでも記録媒体でも、たくさんの「笑い」を見る事ができ、

また、私なりの見解を表現する場も与えられた。

振り返ってみると、本当に良い年だったと思う。

たくさんの魅力的な人々に出会い、刺激され、成長できた。

自分がどんな事に幸福を感じるのか、見つける事もできた。

父・ヤスタロウも、母・ユウコも元気に生きているし、兄・千田君も結婚できたし、

仕事も順調だし、同期のYちゃんはいつもかわいかった。



こんな素敵な2003年も残り一週間をきったわけだが、

「良い〜!!」と感じたものに順位をつけるのは邪道と知りつつ、

今年出会った様々なもの達のBestを私なりに決めてみたので、ここでご紹介。


まず、BestBookだが小川洋子さんの「博士の愛した数式」(新潮社)である。

これはダントツだった。


BestCDアルバムは空気公団「融」に決定した。

ほぼAnn SallyのDay dreamに決まっていたが、土壇場になって、この1枚に

出会ってしまったわけである。しょうがない、、、。

キリンジのPaperDriver'sMusicとも接戦だったが、

「融」の空間の広がりに魅せられてしまった。


BestCinemaはこれと言ってなかった。

あまり観なかったというのもあるが、心に残ったものが思い当たらないので

来年に期待しよう。


最後はもちろんお笑いである。

発表!!2003年 MyBestネタは--------------

ラーメンズ「器用で不器用な男と不器用で器用な男の話」

絶妙な言葉のかけ合い、キャラクターの面白さ、

そこには、ちょっとした心理をつつかれてこみ上げてくる笑いがある。

器用に世を渡っているけど本当は不器用な男と、不器用な生き方しか出来ない器用な男。

そんな愛すべき二人の男を少しだけセンチメンタルに演じている作品である。

すばらしい作品である。

さて年末年始はお笑い番組のオンパレードでる。

よぉーし!はり切って家に引きこもるぞぉー!!


最後に

今年一年私と共に笑ってくれた大好きな人たち。

ありがとうございました。

では、よいお年を。

千田なつみ Presents [ 笑い道]
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