第33回
何かを感じて過ごすということ
何かを感じて過ごすということ
今日「笑っていいとも」を増刊号だと思ってみていたのは
決して私だけではなかった筈。
(12時半頃に「今日は特別なニュースか何かで、遅れたのかな?」とか思いながら、
モソモソご飯を食べていた)
最近ちょっと忙しい日が続いており
先週お話していた「サカシタニホンコンは週末、1週間考えたことをまとめる」
なんて書いていたものの、
まーーーーったくもってそんなことが抜けていたのだ。
これから年末にかけても忙しい日々が続くので、
おセンチになって心のひだを振るわせてるバヤイでもなくなるのかもしれない。
っと、こんなこと言ってはいけないのですが。ニホンコンとして。
今日思ったのは、そんな毎日を過ごしながら
「過ぎ行く日々と時間を、ただの過去の出来事として『風化』させてしまってヨイのか」ということ。
年を重ねるごとに1年の過ぎるのは早くなっていく毎日で
立ち止まることと、振り返ることくらいしないと
いろんなことを感じないまま、大きくなってしまいそうで、コワイのです。
これを思ったのは、少し前仕事で番組収録のロケ行った千葉の田舎町があって。
「寒いんだよね、ここ」とブツブツ文句を言いながら立ち会いをしておりました。
よく考えてみると、仕事で面倒くさいと思いながらも、
コスモス畑が一面に広がったり、田舎の国道に夕日が差し込む瞬間とかあるわけですよ。
で、こんな素晴らしい景色を見れたことに少し感動もしながら、
この先、相当特別なことがない限り、
わざわざこの田舎まで車を走らせることはないわけで、
その場所には二度と訪れないんじゃないか、いや、二度と来ない。と思ったんですよ。
そう思ったら、一瞬一瞬て、すごく大事。
そんなの当たり前だし、誰もが思っていることかもしれないけど
たまーにこんなことを思い出さないと、
ニホンコンが持っている「感受性」てものが、すぐに姿を消してしまいそうでね。
1週間の感じたことを思い出せなくなっている。
思い出すというより、何も感じていなかったのかもしれないと、
自分を戒めるつもりでこんな話題にしてみました。
そう考えたら、あの時の風景の中にいた、
あのおばちゃんとかは、まだ元気なんだろうか、なんて急に懐かしくなったりした。
11月11日 サカシタニホンコン
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Kaori Sakashita
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