この前、麻布十番にある小さな洋食屋さんで、おいしいチキンカツを食べた。

わざわざHPに書くほどである。

それは、それはおいしいチキンカツだった。

コロモはさくさくで、中はジューシー。

口に入れた瞬間、幸福感に包まれた。

自らの人生が幸福か否かは、そんな小さな出来事にいかに気づき、

感動していけるかではないかと思う。

笑いについてもまた然りだ。

日常のそこかしこに笑いは潜んでいる。


私はピン芸人が好きである。

彼らは常にアンテナを張り、日常の小さな笑いに敏感に反応しているからである。

「劇団ひとり」という芸人がいる。

ネーミングからもセンスが感じられる。

彼は昔スープレックスというコンビを組んでいたが、その頃から彼の芸は光っていた。

相方の顔は全く記憶にないが、彼の言葉、表情はしっかりと憶えている。

彼は人間に対する観察眼が鋭く、そして自らの芸にとてもきびしい人だと思う。

まだ、発展途上だが、いいセンスを持っていると感じている。

笑点に出演し、観客から失笑をかっていた時は切なくなったがノ。


突然だが、ここでシャレというものについて考えたいと思う。

数年前、田代まさしが盗撮で捕まった時に

「ダジャレのつもりだった。」と言っていた。

??

この場合のダジャレとは一体何だろうか。

シャレとは洒落と書く。

辞書で調べてみると、次のように書かれていた。

洒落・・・気の利いた言動をして人をあっと言わせようとする下心。

なるほど。なるほど。

駄洒落とは洒落の駄作である。

ならば、マーシーの盗撮は、人をあっと言わせたわけだし、下心もあっただろうから、

立派な洒落だと言えるのではないだろうか。

よって、マーシーはあの時

「シャレのつもりだった。」

と公言するべきだったと、私は声を大にして言いたい。ハ

では、よい週末を。



千田なつみ Presents [ 笑い道]
All rights reserved by 千田なつみ & SAKRA 2003