第5回 「ユースオーケストラ」
こんにちは。4週間ぶりのむかいです。
2,3日前までドイツかなり暑かったです、なぜにって言うくらい。
ヨーロッパ中えらいことになってたらしい。ここはまだましな方だったとか。
先々週は、家にずっと居なかったので、お休みしました。というのも、2週間ミュンヘン郊外で、
ユースオーケストラに参加してきました。今回はその話。
今回2週間いたところは、ドイツ南部バイエルン州のミュンヘンから、S-Bahnという、
JRみたいな電車で、終点の駅まで約50分。それからまたバス、またはタクシーに乗り10分ほどの、
Andechs(アンデクス)という村に、行ってきました。
そこについたときの第一印象。
田舎だ!!!
そうです。そこはほんとアジア屋も、トルコ屋も、イタリア屋もないような小さな村です。
と思って数秒後、
「あれ?荷物一つ少なくない?!」
早速やらかしました。一瞬、血の気引きましたよ、まじで。
そうです、電車の中にトランク一つ忘れてしまいました。
さてそれからが大変。タクシーでそこまで行ってたので、運転手さんに訳を話し、
駅まで戻りました。またその人がすごい親切で、駅に居る人に事情を話してくれ、見つかるか分からないけど見つかったら、その駅まで持ってきてくれるということで、一先ず待ちました。
ここドイツだし、もう盗られてそうだなと思いつつ、約2時間後。23時まで待ってなかったら、
諦めるしかないかと思ってたその時、来ました来ました、僕のトランク!
駅の人もいい人で、みなさんに助けられて見つけること出来ました。
ぼーっとしてると、やばいですね、僕。今度からいつも荷物数える事にします、はい。
さてさて話戻します。
今回2週間居たAndechsという村には、Kloster(クロスター)、すなわち修道院があり、
そこではなんとビールを作ってます。
なんでも、ドイツのビールは歴史をさかのぼってみても、修道院との関係が深いのだとか。
もちろんそこにはそこで作ったビールを飲める店もあり、いつも沢山のお客さんでにぎわってました。
僕らユースオケのメンバーは(家遠い人たちだけですが)、そこに寝泊りして演奏会をやったんです。
そこに泊まってまず思ったのは、
鐘の音で目がさめる。
そうです、約1時間おきなのかしょっちゅう教会の鐘の音が、窓のすぐ隣の建物から鳴るもんだから、
そりゃあ目覚めます。まあ2週間後には、お構いなしに寝てましたが。
さあ食事。ここの修道院では泊まってる人の為に食事が3食ありました。何度かは食べたのですが、
別に自分でお金を払わないといけなくて、おまけに1食約4〜5Euroしたため、
節約ということで、スーパーでパン、ハムなんかを買い、それひたすら食ってました。
ほんといやになりますよ、そればっかだと。
その他カップラーメンを10個ほど持って行ってたので、1食カップラーメン2つという時もあり。
ほんとサバイバルです。
おまけに、パンのなくなるのが早いこと。
日ごろパン買っても2週間くらいは残ってしまう、そんな日常が考えられないくらい、
2,3日で一山くらい食べてました。そんなわけだから、やっぱりご飯食べたくなり、
2度ほど日本食を食べに、みんなでミュンヘンまで行きましたよ。
その上、日本人みんなで持ってきてる調理器具もちあって、親子丼作りました。
そのうまいことうまいこと。
さあ沢山の空き時間何をしたか。
S‐Bahnの駅の近くに湖があり泳ぎに行きました。湖水浴って言うんでしょうかね。
どうも泳ぐとなると海にイメージがあるため砂浜を想像してたんですが、そこは砂利でした。
でも毎回何人かの人たちが砂利に寝そべってて、僕もたまに、って言うより毎回、昼寝してたんですが、
ぽかぽかして、なんか気持ちよかったですよ。
そこへは、歩いていくことが多かったんですが、1時間の山道。
運動不足の僕にはちょっと辛かったですが、普段ベルリンに居ると、
山を見る事がないので、ちょっと懐かしくなりました。日本みたいで。
そこの道の途中、突然目の前に、トトロに出てきそうな風景が。
もちろん水田はないですが、森の中に突然ちょっとした原っぱがあって白い道が。
ほんとイメージはトトロです。ネコバスとおって欲しいくらいです。ただラクしたいだけですけど。
そこ通り過ぎると、また山道になり、また広い原っぱに出たり。ほんとハイキングです。
登山用通路っぽい道じゃないような道があったり、白い砂利の道があったり。
なかなか冒険っぽくて、この歳なのにちょっとわくわくしちゃいました。そう言えば、小学校の時、探検と称して、色々行ってましたっけ。
アンデクスのHP
(英語ページありです)
Mukai Presents [ 海の向こうで暮らしてみれば]
All rights reserved by Mukai & SAKRA 2003