極私的ニューミュージック

一週間ぶりのごぶさた、bouncyです。
さてさて、bouncyとなって2回目ですが、、、、、、タワレコに行けませんでした。
なのでポイントは前回、小野リサさんの新譜を買ってからのままなので、94ポイントです。

さてさて、そんなこんなで今回も特集です。その名も「極私的ニューミュージック」
なぜいまさら、と思う人にも、ニューミュージックって何?て人にも。ぜひおすすめしたい、ニューミュージック!もう一度ここに戻って見ましょう。熱かったあの頃の日本に。

なお、誤解の無いように、本文に入る前にお伝えしておきますが、私、千田は1977年生まれ、現在25歳なのでお間違えないように。

それでは早速。
ニューミュージックとは何ぞやというところから始めましょう。

ときは1970年代初頭。そうですね、、、時代で言うと学生運動が終盤に差し掛かった頃ですかね。いやもう終わっていたのかな?
とにかく、僕がまだ生まれる前の話です。そのへんは余り詳しくない振りをしておきます。

井上陽水、吉田拓郎などを筆頭にした、フォークブームの中、二人のミュージシャンがデビューしました。

荒井由実と吉田美奈子。 この二人がニューミュージックの始まりと言われています。

洗練された都会的な音楽。現在、いわゆるシティーポップといわれているものがこの頃のニューミュージックを指します。

この二人の音楽には共通点があります。プロデューサー キャラメルママの存在です。キャラメルママとは 細野晴臣、林立夫、鈴木茂、松任谷正隆からなる、その後ティンパンアレーへと発展するバンドです。彼らの作り出した音楽がニューミュージックの始まりそのものだったといっても過言ではないでしょう。

時を同じくして、1973年に発売された井上陽水の大ヒットアルバムの「氷の世界」を今聞いてみると、そのベースラインやアレンジが非常にニューミュージック的だったりして面白い。

1975年には伝説的バンド シュガーベイブ(山下達郎、大貫妙子が所属していたバンド)の「songs」が発売されています。発売当時はヒットしたのかどうかは、リアルに生きていない僕にはあまりわかりませんが、ニューミュージック不朽の名盤です。

さてさて、その頃になると60年代後期のフォークとロック(井上陽水、吉田拓郎、はっぴいえんど)などをもまとめて、ニューミュージックと呼ぶようになり、井上陽水、吉田拓郎、泉谷しげるなどによって設立されたfor lifeレーベルがニューミュージックの代名詞になります。

このムーブメントは80年代初頭まで続き、やがてその言葉は姿を消します。80年代にはニューミュージックがニューミュージック(新しい音楽)ではなくなりpopになったからでしょう。


ニューミュージックとニューミュージック的名盤集(シティーポップに偏っています)

荒井由実/ひこうき雲


これをなくして名曲「やさしさに包まれたなら」はなし。一家に一枚。



吉田美奈子/flapper


皆さんきっとご存知の「夢で逢えたら」が入っているので選んでみました。一曲目「愛は彼方」は
何度聴いても寒気が走るほど最高です。


シュガーベイブ/songs

シュガーベイブ唯一のアルバム。70年代日本のポップス界最高の傑作!昔深夜に
やっていたテレビ番組「daisuki」のオープニング曲「show]
も入っています。これも一家に一枚。


空気公団/呼び声


非常にニューミュージック的な音楽を現代に伝えてくれます。シュガーベイブのフォロワー的存在


冨田ラボ/ship building


シティーポップとはこういうもんだ!と言わんばかりの一枚。



少ないですが、要点まとめて、あくまで極私的なレビューでした。
あしからず。

Yasuhiro Chida Presents [ bouncy ]
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