皆さんは、アメリカン・ジョークというものをご存知であろうか。

それは例えばこんなものである。


「ジョディ、君はいつシャワーを浴びるんだい?」

「蛇口をひねった後よ。」


私はこの日の国JAPANに生まれて本当に良かったと思う。

この幸運を心から神に感謝したい。

私がアメリカ人ではないから笑えないのか、それとも日本の笑いのレベルが高すぎるのか。

いずれにしても、ジョークというからには笑い所があるのだろう。

全くわからない。

私は常日頃から、笑いに関してだけは好き嫌いをしない主義であったが、それは今後国内

だけに留めておこうと思う。


だがこのアメリカン・ジョークを巧く笑いにした芸人がいる。

最近CDを出すなどという、芸人として恥じるべき行為をしたピン芸人、ダンディ坂野である。

彼の芸は「くだらない事」である。

ある意味新しい。むしろ、おもしろい事を言ってはいけないのである。

そして彼のすごい所は、客がひいても気にしない点である。

一人で突っ走るのだ。

ピン芸人にとって、一人で突っ走ることは大切なことである。

フォローしてくれる人間がいないのだから、たとえつまずいても我が道を突き進むしかない。

振り返っても奴はいないのである。


ここで今一押しのピン芸人を紹介しよう。

昨年の学園祭クイーン、田上よしえである。

彼女の魅力は、その言葉のセンスと知識の量

Aそして、その豊富な知識からネタを選び抜く才能である。

女性という事もあり、なにかとハンディも多い世界かと思うが、是非とも頑張ってほしい。

「俺がドラム兼ボーカルだったら絶対にロマンティックはとめてみせる!」

と豪語していた彼女を今後も期待して見守っていこうと思う。




ここで女性芸人を代弁して一言。

芸人はかっこよさではなく、ネタです。


では、このへんで大好評(?)のナイスツッコミ賞を発表。

ずいぶん前に「最高ですかー?」が決まり文句の法の華という宗教が世間をにぎわせた事があった。

その教祖・福永法源が逮捕され、駆けつけた報道陣の中、連行される時

「福永さん、最高ですかー?」

と、つっこんだ報道記者にナイスツッコミ賞を贈りたい。